国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
伊達氏梁川遺跡群
ふりがな
:
だてしやながわいせきぐん
伊達氏梁川遺跡群
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
鎌倉時代~戦国時代
年代
:
西暦
:
面積
:
29544.04 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
77
特別区分
:
指定年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
福島県
所在地(市区町村)
:
福島県伊達市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
伊達氏梁川遺跡群
解説文:
詳細解説
奥州南部において国人(こくじん)領主(りょうしゅ)から戦国大名へと発展を遂げた伊達氏の本拠地であり,伊達氏館跡(やかたあと)とそれを中心に展開する城下が良好な状態で保存されている。当時の領主居館と城下の在り方及びその変遷をたどることができる希有な遺跡。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
伊達氏梁川遺跡群
写真一覧
伊達氏梁川遺跡群
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
奥州南部において国人(こくじん)領主(りょうしゅ)から戦国大名へと発展を遂げた伊達氏の本拠地であり,伊達氏館跡(やかたあと)とそれを中心に展開する城下が良好な状態で保存されている。当時の領主居館と城下の在り方及びその変遷をたどることができる希有な遺跡。
詳細解説▶
詳細解説
伊達氏が天文元年(1532)頃まで本拠とした伊達氏館跡と城下からなる遺跡。阿武隈川(あぶくまがわ)の支流である塩野川(しおのがわ)と広瀬川(ひろせがわ)によって形成された河岸段丘上に伊達氏館と考えられる方形単郭の居館跡と梁川八幡神社,輪王寺などの社寺跡や家臣団の館跡と考えられる方形区画が計画的に配置されている。昭和53年以降に開始される伊達氏館跡の発掘調査では,14世紀から18世紀にかけての遺構が検出され,中でも伊達稙宗(たねむね)が陸奥国守護職に補任された頃には,主殿,会所,廊風の掘立柱建物などが整備されたことが確認された。また,15世紀末から16世紀初頭には,城下を含めた大規模な火災痕跡が認められた。奥州南部において国人領主(こくじんりょうしゅ)から戦国大名へと発展を遂げた伊達氏の本拠地であり,伊達氏館跡とそれを中心に展開する城下が良好な状態で保存されている。居館と城下は鎌倉時代から利用されてきた場所に形成され,主殿や会所,庭園といった室町幕府の御所の形式等を取り入れながら整備・拡充されている様子がうかがわれるなど,当時の領主居館と城下の在り方やその変遷をたどることができる希有な遺跡である。