国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
舟木遺跡
ふりがな
:
ふなきいせき
舟木遺跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
弥生時代後期~終末期
年代
:
西暦
:
面積
:
34219.0 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
44
特別区分
:
指定年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
一.貝塚、集落跡、古墳その他この類の遺跡
所在都道府県
:
兵庫県
所在地(市区町村)
:
兵庫県淡路市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
舟木遺跡
解説文:
詳細解説
淡路島の北部の標高150~200mの丘陵上に位置する,弥生時代後期から終末期にかけての集落遺跡。長期間にわたり鉄器生産や海を介した他地域との交易を行っており,弥生時代後期から終末期にかけての拠点的集落の実態を示す重要な事例。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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舟木遺跡
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舟木遺跡
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解説文
淡路島の北部の標高150~200mの丘陵上に位置する,弥生時代後期から終末期にかけての集落遺跡。長期間にわたり鉄器生産や海を介した他地域との交易を行っており,弥生時代後期から終末期にかけての拠点的集落の実態を示す重要な事例。
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詳細解説
舟木遺跡は淡路島の北部,標高150~200mの丘陵上に立地する弥生時代後期から終末期(1世紀前半から3世紀前半)にかけての集落遺跡である。集落の範囲は南北約800m,東西約500mの広域に及ぶ。 これまで4棟の鍛冶工房を含む20棟の竪穴建物が発見され,170点を超える鉄器が出土しており,大規模な鉄器生産が行われていたことがわかっている。遺跡中央部の独立丘陵状の尾根上では製塩土器やイイダコ壺を含む多数の土器や,釣針,ヤスなどの鉄器を含む祭祀遺構が発見されている。その他,出土品には中国華南産の素材を用いた後漢鏡片や,九州産のヤリガンナがある。これらのことから山間地にありながら海を介した広域的な交流と深い関係をもち,そうした交流によりもたらされた鉄素材により鉄器生産を行っていた大規模な拠点的集落であったと考えられる。 当該時期は北部九州と近畿を中心とする勢力関係が大きく転換した時代であり,その中でおよそ200年間の長期間にわたって,瀬戸内海を介した広域的な交易や鉄器生産を担った拠点的な集落として重要な事例である。