国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
湯浅党城館跡
湯浅城跡
藤並館跡
ふりがな
:
ゆあさとうじょうかんあと ゆあさじょうあと ふじなみやかたあと
湯浅党城館跡 湯浅城跡
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
平安時代末期~南北朝期
年代
:
西暦
:
面積
:
53625.5 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
44
特別区分
:
指定年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡,六.交通・通信施設、治山・治水施設、生産施設その他経済・生産活動に関する遺跡,九.外国及び外国人に関する遺跡
所在都道府県
:
和歌山県
所在地(市区町村)
:
和歌山県有田郡湯浅町,有田郡有田川町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
湯浅党城館跡 湯浅城跡
解説文:
詳細解説
豊富な中世文書を伝え,中世武士団の典型事例として研究が進められてきた湯浅党を象徴する城館群。周辺に残る湯浅党関連の寺院や石造物などとともに,中世前期の社会状況を示しており,我が国の中世前期の武士団の在り方を知る上で重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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湯浅党城館跡 湯浅城跡
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湯浅党城館跡 湯浅城跡
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解説文
豊富な中世文書を伝え,中世武士団の典型事例として研究が進められてきた湯浅党を象徴する城館群。周辺に残る湯浅党関連の寺院や石造物などとともに,中世前期の社会状況を示しており,我が国の中世前期の武士団の在り方を知る上で重要。
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詳細解説
平安時代末期から南北朝期の紀伊国において大きな勢力を誇った湯浅一族を中核とする武士団「湯浅党」の城館跡である。湯浅党は豊富な文献史料から西日本における中世前期の武士団の実態が分かる事例として調査研究が行われてきたが,その拠点となる城館の調査はこれまでほとんど行われてこなかった。そのため,平成28年度から有田市・湯浅町・有田川町の3市町が連携して,湯浅氏「一門」の本拠である湯浅城跡,婚姻関係や養子関係による擬制的な血縁関係によって結びついた「他門」の代表的な存在である藤並氏の本拠地である藤並館跡等の発掘調査を実施した。 湯浅城跡は,戦国時代に改変されているものの,築城時期が13世紀に遡ることが確認され,湯浅氏によりその縄張りが形作られた可能性が高まった。藤並館跡では,現存する土塁の下から13世紀後半に遡る土塁が検出されたことにより,館の基本構造は藤並氏の時代に造られ,戦国期にかけて改変が繰り返されたことが明らかになった。 湯浅党の本拠地に形成されたこれらの城館跡は,豊富に残る文献史料,有田川流域を中心に残る湯浅党関連の寺院や石造物などとともに,中世前期の社会状況を示しており,我が国の中世前期の武士団の在り方を知る上で重要である。