国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
知恩院方丈庭園
ふりがな
:
ちおんいんほうじょうていえん
知恩院方丈庭園
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
種別1
:
名勝
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
9556.65 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
45
特別区分
:
指定年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
京都府
所在地(市区町村)
:
京都府京都市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
知恩院方丈庭園
解説文:
詳細解説
17世紀に造営され,18世紀にほぼ現在の形に整えられた池泉(ちせん)庭園。大方丈(おおほうじょう)及び小方丈(こほうじょう)に面し,園池は屈曲した汀線(ていせん)を持つ。巨石を配し,園池背後の斜面に豪壮な滝石組(たきいしぐみ)を築いているほか,斜面上部の山亭付近からは京都市内を一望できる。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
知恩院方丈庭園
写真一覧
知恩院方丈庭園
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
17世紀に造営され,18世紀にほぼ現在の形に整えられた池泉(ちせん)庭園。大方丈(おおほうじょう)及び小方丈(こほうじょう)に面し,園池は屈曲した汀線(ていせん)を持つ。巨石を配し,園池背後の斜面に豪壮な滝石組(たきいしぐみ)を築いているほか,斜面上部の山亭付近からは京都市内を一望できる。
詳細解説▶
詳細解説
知恩院方丈庭園は,京都盆地の東を区切る東山の一部を構成する華頂山(かちょうざん)(標高約220m)の中腹に位置する。知恩院は浄土宗の開祖法然を開山として,弟子の源智(げんち)によって文暦元年(1234)に創建された寺院で,浄土宗の総本山である。 現在の境内は,基本的に寛永10年(1633)の火災後に復興された堂舎の配置を踏襲しており,史料から寛永19年(1642)に今ある庭園の原形が造られたと考えられる。その後幾度かの改修があったが,寛政11年(1799)刊行の『都林泉名勝図会(みやこりんせんめいしょうずえ)』との比較から,遅くとも18世紀末にはほぼ現在の地割になっていたと見られる。 庭園には2つの池泉があり,小方丈の南,大方丈の東に位置する北池と,大方丈の南に位置する南池が縁先でつながって,庭園と建築が空間的に調和している。屈曲した石組護岸,豪壮な滝石組,巨大な岩島や景石,池中の石燈籠等が特徴的であり,斜面上部に建つ山亭の前からは京都の街を一望できる。 知恩院方丈庭園は江戸時代に整えられた庭園で,往時の姿を方丈建築と一体的によく伝え,日本庭園史における学術上の価値,芸術上及び観賞上の価値が高い。