国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
仁和寺御所庭園
ふりがな
:
にんなじごしょていえん
仁和寺御所庭園
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種別1
:
名勝
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
18410.25 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
45
特別区分
:
指定年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
京都府
所在地(市区町村)
:
京都府京都市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
仁和寺御所庭園
解説文:
詳細解説
江戸時代に造られた庭園を中心に近代に整えられた。大正3年に建築された宸殿(しんでん)の南北に庭園があり,園池のある北庭は江戸時代の庭園を明治末期から大正初期に改修したもの。白砂敷きの南庭は昭和初期の造営で,そのほかにも2棟の茶室の周りにそれぞれ露地(ろじ)が造られている。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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仁和寺御所庭園
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仁和寺御所庭園
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解説文
江戸時代に造られた庭園を中心に近代に整えられた。大正3年に建築された宸殿(しんでん)の南北に庭園があり,園池のある北庭は江戸時代の庭園を明治末期から大正初期に改修したもの。白砂敷きの南庭は昭和初期の造営で,そのほかにも2棟の茶室の周りにそれぞれ露地(ろじ)が造られている。
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詳細解説
仁和寺御所庭園は京都盆地の北西部にある仁和寺境内南西部の「御殿」と呼ばれる区画に所在する。仁和寺は仁和4年(888)の宇多天皇(867~931)による金堂創建供養をもって開創とし,延喜4年(904)に宇多法皇が境内の南西部に僧房(御室)を造営して初代住職となり,以後仁和寺は「御室御所」と称されるようになる。 庭園が現在の姿に整えられたのは,明治末期から昭和初期にかけてで,主な部分の整備は七代目小川治兵衛(おがわじへえ)(植治(うえじ))(1860~1933)が請け負った。庭園は北庭,南庭,前庭の3つに大きく分かれるが,そのほかにも建物の間に複数の中庭がある。北庭の基本的な空間構成は江戸期のものが引き継がれていると考えられ,園池,園池背後の高台に建つ茶室飛濤亭(ひとうてい),その向こうに見える五重塔の姿が一体的な景観を形成している。植治によって新たに整備された南庭は,宸殿の南に広がる白砂敷の平庭で,桜と橘が植えられている。同じく植治による前庭は大玄関前の空間で,白砂が敷かれ,アカマツやヤマザクラ等が植栽されている。 仁和寺御所庭園は近世以来の部分も含め,近代以降に全体が整えられた庭園で,建物と庭園がよく調和しており,芸術上及び観賞上の価値,日本庭園史における学術上の価値が高い。