国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
天王山遺跡
ふりがな
:
てんのうやまいせき
天王山遺跡 竪穴建物確認状況
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
弥生時代
年代
:
西暦
:
面積
:
39333.89 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
164
特別区分
:
指定年月日
:
2021.10.11(令和3.10.11)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
福島県
所在地(市区町村)
:
福島県白河市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
天王山遺跡 竪穴建物確認状況
解説文:
詳細解説
東北における弥生時代研究において学史的にも極めて重要な遺跡であり、弥生時代後期前半における集落の立地や構造、多量の植物質遺物から想定される生業や食生活など、当時の社会構造を知る上でも重要。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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天王山遺跡 竪穴建物確認状況
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天王山遺跡 竪穴建物確認状況
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解説文
東北における弥生時代研究において学史的にも極めて重要な遺跡であり、弥生時代後期前半における集落の立地や構造、多量の植物質遺物から想定される生業や食生活など、当時の社会構造を知る上でも重要。
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詳細解説
天王山遺跡は、阿武隈川左岸の標高407mの独立丘陵頂上部に立地する弥生時代後期前半(1世紀頃)の集落遺跡で、天王山式(てんのうやましき)土器(どき)の標式(ひょうしき)遺跡(いせき)として著名である。昭和25年、開墾中に発見され、開墾と平行して行われた発掘調査により多量の土器と石器、植物質(しょくぶつしつ)遺物(いぶつ)(炭化米、炭化クリ、炭化クルミ、炭化木皮、炭化草など)が出土するとともに、土坑(どこう)や集(しゅう)石(せき)遺構(いこう)、焼土(しょうど)遺構(いこう)などを検出した。出土した多量の土器は、「天王山式土器」として設定されるなど、東北における弥生時代後期前半の標式遺跡として、その後の研究にも強い影響を及ぼすことになった。 平成28年から30年にかけて、白河市が行った発掘調査で、複数の竪穴(たてあな)建物(たてもの)が検出されたことにより、長い間不明であった遺跡の性格が集落であることが明らかになり、弥生時代後期前半における集落の立地や構造、多量の植物質遺物から想定される生業や食生活など、当時の社会構造を知る上でも新たな知見を加えることができた。