国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
芥川城跡
ふりがな
:
あくたがわじょうあと
指定3_芥川城跡 芥川城跡曲輪①周辺
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
戦国時代
年代
:
西暦
:
面積
:
66610.91 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
141
特別区分
:
指定年月日
:
2022.11.10(令和4.11.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
大阪府
所在地(市区町村)
:
大阪府高槻市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
指定3_芥川城跡 芥川城跡曲輪①周辺
解説文:
詳細解説
畿内周辺を支配し政権を担った戦国大名・三好長慶の本拠で、政庁機能を持った山城跡。標高182mの三好山に築かれ、東西約500m、南北約400mで3つの曲輪群からなる摂津国最大規模の城跡。織田政権直前の戦国時代の政治・軍事を知る上で貴重である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
指定3_芥川城跡 芥川城跡曲輪①周辺
写真一覧
指定3_芥川城跡 芥川城跡曲輪①周辺
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
畿内周辺を支配し政権を担った戦国大名・三好長慶の本拠で、政庁機能を持った山城跡。標高182mの三好山に築かれ、東西約500m、南北約400mで3つの曲輪群からなる摂津国最大規模の城跡。織田政権直前の戦国時代の政治・軍事を知る上で貴重である。
詳細解説▶
詳細解説
芥川城は、室町幕府の管領・細川氏が築き、戦国時代には畿内周辺を支配し政権を担った三好長慶の本拠となった山城跡で、北・西・南の三方を芥川によって隔てられる標高182mの三好山に築かれ、東西約500m、南北約400mの摂津国最大規模を誇る。眼下には大阪平野北部と西国街道が一望できる。寺社文書や公家の日記、連歌の記録等、豊富に残る文献史料から、永正13年(1516)に「新城」として登場し、永禄12年(1569)に高槻城が築かれ城郭機能を失ったことがわかる。高槻市の発掘調査等により、総計28の曲輪が3群に分かれて配置され、要所に石垣が築かれていた等、戦国時代後期の城郭遺構が良好に遺存していることが確認された。西曲輪群にある主となる曲輪では、前面に広場をもつ礎石建物跡、直下の曲輪からは倉庫とみられる塼列建物跡が検出されている。灯明皿と推定される土師器や、天目茶碗、風炉片などが見つかり、饗応の場として機能していたことが判明した。 三好長慶政権の政庁機能をもった城跡で、その後、織田信長が足利義昭を奉じて入京する際に滞在するなど、我が国戦国時代後期の畿内を中心とする政治・軍事の様相や、織豊系城郭出現前の城跡の様子を知る上で貴重である。