国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
里官衙遺跡
ふりがな
:
さとかんがいせき
指定8_里官衙遺跡遠景(南西より)
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
飛鳥時代~奈良時代
年代
:
西暦
:
面積
:
4198.5 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
141
特別区分
:
指定年月日
:
2022.11.10(令和4.11.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
2023.09.28(令和5.09.28)
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
大分県
所在地(市区町村)
:
大分県大分市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
指定8_里官衙遺跡遠景(南西より)
解説文:
詳細解説
大分市東部に位置する飛鳥時代から奈良時代にかけての官衙遺跡。評の役所と考えられるコの字状に配置される大型掘立柱建物群が検出されるなど、海部地域の古代官衙の変遷を具体的に示す遺跡として重要である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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指定8_里官衙遺跡遠景(南西より)
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指定8_里官衙遺跡遠景(南西より)
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解説文
大分市東部に位置する飛鳥時代から奈良時代にかけての官衙遺跡。評の役所と考えられるコの字状に配置される大型掘立柱建物群が検出されるなど、海部地域の古代官衙の変遷を具体的に示す遺跡として重要である。
詳細解説▶
詳細解説
里官衙遺跡は、大分市東部の大野川と丹生川に挟まれた標高42mの城原台地上に立地する。文献史料によれば、古代において城原台地周辺は、海部郡の佐井郷に編成されていたことがわかる。城原台地には100m四方の平坦地が広がる。発掘調査によって、7世紀中ごろから8世紀前半にかけての掘立柱建物跡や竪穴建物跡等が検出された。これらの遺構は、検出遺構や出土遺物の詳細な調査により5期に区分される。 なかでも3期(7世紀末~8世紀初頭)には、複数の大型掘立柱建物群が「コ」の字状に配置され、中央には中心的な建物が配置された空間となり、海部評の役所と考えることができる。4期以降(8世紀前半)にこれらの建物が廃絶され、小規模な掘立柱建物群や倉庫群が展開するなど、奈良時代に入って徐々に西方の城原地区へと官衙としての機能が移転したと考えられる。 このように里官衙遺跡は、古代における地方官衙の成立と展開を知る上で重要である。