国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
姉小路氏城跡
古川城跡
小島城跡
野口城跡
向小島城跡
小鷹利城跡
ふりがな
:
あねがこうじししろあと
ふるかわじょうあと
こじまじょうあと
のぐちじょうあと
むかいこじまじょうあと
こたかりじょうあと
姉小路氏城跡(古川城跡)通路5遠景 2~7号トレンチ遠景(東から)(飛騨市提供)
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
室町時代~戦国時代
年代
:
西暦
:
面積
:
842521.4 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
12
特別区分
:
指定年月日
:
2024.02.21(令和6.02.21)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
岐阜県
所在地(市区町村)
:
岐阜県飛驒市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
姉小路氏城跡(古川城跡)通路5遠景 2~7号トレンチ遠景(東から)(飛騨市提供)
解説文:
詳細解説
中世飛驒国の中心・古川盆地の要衝に飛驒国司姉小路氏によって築かれた中世山城群。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
姉小路氏城跡(古川城跡)通路5遠景 2~7号トレンチ遠景(東から)(飛騨市提供)
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姉小路氏城跡(古川城跡)通路5遠景 2~7号トレンチ遠景(東から)(飛騨市提供)
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解説文
中世飛驒国の中心・古川盆地の要衝に飛驒国司姉小路氏によって築かれた中世山城群。
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詳細解説
姉小路氏城跡は、14世紀後葉に飛驒国司となった藤原北家(ふじわらほっけ)出身の姉小路氏が、任国後に土着し国人(こくじん)となり、古川盆地の要衝に築いた中世山城群である。飛驒国に赴任した姉小路氏は、盆地内の古川郷、小島郷、小鷹利郷にそれぞれ拠点を持つ古川氏、小島氏、向氏の三氏に分かれ各々の地域に山城を築いた。盆地南部の入口には古川城跡(標高624m)、盆地中央部で街道を見下ろす小島城跡(標高617m)、盆地北部で越中方面と神岡方面の分岐点に野口城跡(標高558m)、盆地西部では向小島城跡(標高646m)、西部の山間部との境界に小鷹利城跡(標高787m)が残る。各城は、16世紀前葉以降、高山に進出した三木氏が北部の江馬氏等との争いにより改修、整備し、三木氏が古川盆地を制圧した16世紀後葉には、古川城跡に石垣が築かれ、盆地内の各城が連動して盆地外へ向かって堀切等が築かれる。天正13年(1585)に金森長近が飛驒国を侵攻し支配下に収めると古川城跡・小島城跡を改修し、他の山城は廃城となった。 国司から国人として定着した珍しい氏族である姉小路氏が築き、中世飛驒国の政治状況による改修の跡を残しており、当地の政治勢力の様相と変遷を知るために重要な山城群である。