国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
西条酒蔵群
ふりがな
:
さいじょうさかぐらぐん
西条酒蔵群 賀茂鶴酒造一号蔵(北東から)(東広島市提供)
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
近代
年代
:
西暦
:
面積
:
10860.84 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
12
特別区分
:
指定年月日
:
2024.02.21(令和6.02.21)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
六.交通・通信施設、治山・治水施設、生産施設その他経済・生産活動に関する遺跡
所在都道府県
:
広島県
所在地(市区町村)
:
広島県東広島市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
西条酒蔵群 賀茂鶴酒造一号蔵(北東から)(東広島市提供)
解説文:
詳細解説
西条駅近くに広がる近世に始まり近代に発展し現在も続く近代屈指の酒造施設群。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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西条酒蔵群 賀茂鶴酒造一号蔵(北東から)(東広島市提供)
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西条酒蔵群 賀茂鶴酒造一号蔵(北東から)(東広島市提供)
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解説文
西条駅近くに広がる近世に始まり近代に発展し現在も続く近代屈指の酒造施設群。
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詳細解説
西条酒蔵群は、西条盆地北部に所在する旧西国街道の宿場町西条の、近世に始まり近代に発展し、現在も続く全国屈指の酒蔵群である。西条では、文化2年(1805)には島家が酒造を行っていたことが記録に見え、明治20年代末に行われた三浦仙三郎による軟水醸造法の確立、明治27年(1894)の山陽鉄道の広島駅までの延伸、木村酒造場におけるいち早い動力式精米機の使用などにより、明治40年(1907)には広島の酒が全国で認められるに至っていた。 指定を行おうとするのは、西条で最初期より酒造を行ってきた島家の白牡丹酒造の延宝3年(1675)建設とされる延宝蔵、木村酒造場の後継である賀茂鶴酒造の明治初期建設の一号蔵、昭和4年(1929)建設の旧広島県醸造試験場、当時の西條町長の発起で造られた西條酒造株式会社の後継会社である福美人酒造の、大正14年(1925)に建設された西条で最大の酒蔵である大黒蔵である。 西条酒蔵群は、旧西国街道沿いの町家の背後に建てられた小規模な酒蔵から、近代以降町並みの背後の農地を利用した大規模な酒蔵へと発展していく様子を理解することができ、また、近代酒造業の拡大の変遷を追うことのできる歴史的に重要な酒蔵群である。