国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
勝賀城跡
ふりがな
:
かつがじょうあと
勝賀城跡 主郭の喰い違い虎口(高松市提供)
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
中世
年代
:
西暦
:
面積
:
55136.37 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
12
特別区分
:
指定年月日
:
2024.02.21(令和6.02.21)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
香川県
所在地(市区町村)
:
香川県高松市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
勝賀城跡 主郭の喰い違い虎口(高松市提供)
解説文:
詳細解説
細川京兆家の内衆・香西氏の拠点で、後に羽柴秀吉の四国攻め時に改修された山城。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
勝賀城跡 主郭の喰い違い虎口(高松市提供)
写真一覧
勝賀城跡 主郭の喰い違い虎口(高松市提供)
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
細川京兆家の内衆・香西氏の拠点で、後に羽柴秀吉の四国攻め時に改修された山城。
詳細解説▶
詳細解説
勝賀城跡は、高松市西端に所在し、瀬戸内海や高松平野を一望できる標高365mの勝賀山山頂に位置する中世山城である。北には港町の香西浦があり、香西浦の後背地には勝賀城跡の山麓居館と伝わる佐料城跡があり、在庁官人出身の系譜を持つ香西氏の拠点であった。香西氏は、室町時代には管領細川京兆家の内衆として、上京した「上香西」と讃岐に残った「下香西」に分かれ勢力を誇った。 勝賀城跡は、標高320m付近から頂上までの讃岐岩質安山岩の分布範囲に城郭遺構が収まる。山頂部中央に堀切状の遺構と土塁を組み合わせた遺構があり、それを境に、北東部は尾根上に平坦部の曲輪が連なる連郭式の構造で、南西部は主郭及び全体に折れを伴った土塁が囲み、喰い違い虎口や方形曲輪など16世紀後半に出現する新しい構造を持つ城郭遺構が見られる。主郭周囲では建物遺構や遺物がほとんど検出されず、恒常的な建物を建てない陣城的な性格が考えられ、時期について天正13年(1585)の羽柴秀吉による四国攻めの際に、改修されたと想定される。 中世香西氏の拠点であった山城が羽柴秀吉の四国攻めに際して改修され、四国統一をめぐる戦乱の舞台となり、また、改修過程が遺構として残る重要な城跡である。