国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
前畑遺跡
ふりがな
:
まえはたいせき
前畑遺跡・現状の様子(近景・南東から里道を望む・4トレンチ付近)・筑紫野市
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
7世紀中葉~9世紀後半
年代
:
西暦
:
面積
:
9535.92 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
23
特別区分
:
指定年月日
:
2025.03.10(令和7.03.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
福岡県
所在地(市区町村)
:
福岡県筑紫野市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
前畑遺跡・現状の様子(近景・南東から里道を望む・4トレンチ付近)・筑紫野市
解説文:
詳細解説
大宰府政庁の南東の丘陵上に立地する古代の土塁状遺構
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
前畑遺跡・現状の様子(近景・南東から里道を望む・4トレンチ付近)・筑紫野市
前畑遺跡・確認調査11トレンチ断面(層状積み土・南から)・筑紫野市
前畑遺跡・確認調査11トレンチ断面(層状積み土による土堤部分・拡大)・筑紫野市
前畑遺跡・前畑遺跡と大宰府を取り巻く遺跡群・筑紫野市
前畑遺跡・前畑遺跡航空写真(俯瞰)・筑紫野市
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前畑遺跡・前畑遺跡航空写真(俯瞰)・筑紫野市
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解説文
大宰府政庁の南東の丘陵上に立地する古代の土塁状遺構
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詳細解説
前畑遺跡は、大宰府政庁の南東、福岡平野と筑後平野とを結ぶ狭長な平野部に向かって背振山地から東に延びる丘陵に立地する古代の土塁状遺構である。 土塁状遺構は下端幅14~15m、全体高2.5~3.5mの二段築成を基本としており、丘陵の稜線からやや下った斜面や鞍部に、長さ558m以上にわたって断続的に確認されている。南北に延びる土塁状遺構の東側にある丘陵の頂部で7世紀中葉の小規模な円墳が確認されていること、残存する土塁状遺構の約4m東側の本来土塁状遺構が延伸していたと考えられる場所に9世紀後半の土坑墓が確認されていることなどから、、7世紀中葉以降から9世紀後半頃までの間に機能していたと考えられている。 前畑遺跡の土塁状遺構の構築法は多様であり、古代の技術を知る上でも重要であるとともに、大宰府と強い関係性が指摘される阿志岐山城、基肄城というふたつの古代山城を結ぶライン上に位置することは、その性格を考えるうえで示唆的である。さらに、水城跡、大野城跡、基肄城跡、関屋土塁、とうれぎ土塁等と有機的に連動し、大宰府の外郭線を構成している可能性が指摘されるなど、九州の拠点であり、古代の外交窓口であった大宰府の構造を考える上でも重要である。