国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
島原城跡
ふりがな
:
しまばらじょうあと
島原城跡 本丸南東隅外周石垣 島原市提供
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
江戸時代初期
年代
:
西暦
:
面積
:
79922.3 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
23
特別区分
:
指定年月日
:
2025.03.10(令和7.03.10)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
二.都城跡、国郡庁跡、城跡、官公庁、戦跡その他政治に関する遺跡
所在都道府県
:
長崎県
所在地(市区町村)
:
長崎県島原市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
島原城跡 本丸南東隅外周石垣 島原市提供
解説文:
詳細解説
元和4年(1618)に着工した簡素な平面プランと堅牢な防御空間で構成された近世城郭。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
島原城跡 本丸南東隅外周石垣 島原市提供
島原城跡 島原城航空写真 島原市提供
島原城跡 二ノ丸外周石垣 島原市提供
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島原城跡 本丸南東隅外周石垣 島原市提供
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島原城跡 島原城航空写真 島原市提供
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島原城跡 二ノ丸外周石垣 島原市提供
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解説文
元和4年(1618)に着工した簡素な平面プランと堅牢な防御空間で構成された近世城郭。
詳細解説▶
詳細解説
島原城跡は、有明海に面し雲仙岳東方の扇状地上に、松倉重政により築かれた近世城郭の跡である。東西約350m、南北約1200mの長方形状の外郭線内に、南から方形の本丸、二ノ丸、三ノ丸御殿を直線上に配置し、その外側に家臣団の屋敷群を置き、外塁線を石垣で囲み31棟の櫓を規則的に置いた石垣で囲む堅牢な城郭で、寛永14年(1637)に勃発した島原・天草一揆では一揆勢の包囲を撃退している。一揆後に松倉氏が改易され譜代大名の高力氏が入った後、途中宇都宮藩主の戸田氏との交代期を挟みながら深溝松平家の居城となり、明治維新まで島原藩の政庁として機能した。 本丸には、径最大3mの鏡石を持つ織豊系城郭の様式の石垣と、算木積みを志向する高さ17mの高石垣があり、近世城郭へ至る過渡期の石垣の特徴が見られる。堀が囲む本丸と二ノ丸は防御を意識した堅固な構造を持つ。また外曲輪には、当時の屋敷割が継承され、現在の小早川氏庭園周辺は敷地内の庭園等を通じて城内の水利状況を伝える。 江戸幕府が新規築城を制限した中で築かれた数少ない城郭で、有明海を介して雄藩と接する位置にあり、幕府が重要視した城郭で、島原半島や周辺地域との政情を伝える重要な遺跡である。