国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
崇元寺跡
ふりがな
:
そうげんじあと
1.崇元寺跡 旧崇元寺第一門
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種別1
:
史跡
種別2
:
時代
:
15世紀から16世紀初めごろ
年代
:
西暦
:
面積
:
5236.17 m
2
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
78
特別区分
:
指定年月日
:
2025.09.18(令和7.09.18)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
三.社寺の跡又は旧境内その他祭祀信仰に関する遺跡
所在都道府県
:
沖縄県
所在地(市区町村)
:
沖縄県那覇市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
1.崇元寺跡 旧崇元寺第一門
解説文:
詳細解説
首里と那覇を結ぶ地に位置し、歴代琉球国王の位牌を祀り、国廟(こくびょう)と位置付けられた寺院跡
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
1.崇元寺跡 旧崇元寺第一門
2.崇元寺跡 右掖門
3.崇元寺跡 左掖門から伸びる石畳と階段
4.崇元寺跡 崇元寺下馬碑
5.崇元寺跡 崇元寺跡遺構確認調査 試掘抗3
6.崇元寺跡 崇元寺跡遺構確認調査 試掘抗5
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1.崇元寺跡 旧崇元寺第一門
写真一覧
2.崇元寺跡 右掖門
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3.崇元寺跡 左掖門から伸びる石畳と階段
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4.崇元寺跡 崇元寺下馬碑
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5.崇元寺跡 崇元寺跡遺構確認調査 試掘抗3
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6.崇元寺跡 崇元寺跡遺構確認調査 試掘抗5
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解説文
首里と那覇を結ぶ地に位置し、歴代琉球国王の位牌を祀り、国廟(こくびょう)と位置付けられた寺院跡
詳細解説▶
詳細解説
崇元寺跡は、歴代琉球国王の位牌を祀(まつ)っていた寺院跡で、15世紀から16世紀初めごろの建立と考えられる。首里と那覇港の中間に位置し、先代琉球国王を弔う「諭祭(ゆさい)」(先王諭祭(せんおうゆさい)を執り行った寺院である。明・清王朝から派遣された冊封使(さくほうし)はこの儀式に参列し、その後、首里城で新たな国王を冊封した。新国王は冊封後に、祖霊へ報告するため崇元寺を参詣した。琉球国王の正統性を示す一連の儀式の場の一つである。 境内は約1,230坪あったとされ、東・北・西を石牆(せきしょう)で囲み、南前面に3つのアーチを持つ石造門、その両側に小門を備える石牆を置いた。石牆内には、本堂と呼ばれる位牌が置かれた正廟(せいびょう)、東庁(国王控所)、西庁(王妃等の控所)、前堂、仏像が置かれた庫裏(くり)、儀式時の調理場である神厨(しんちゅう)の6棟の主要建物があった。入母屋造(いりもやづくり)の屋根、床は四半敷の塼敷(せんじき)等、和漢混合様式の建物であった。 重要文化財に指定されている「旧崇元寺(きゅうそうげんじ)第一門(だいいちもん)及び石牆(せきしょう)」以外は、沖縄戦によって焼失するが、発掘調査により、建物の基礎部分や回廊の石敷き等の遺構が、戦前の測量調査と一致して地下に残っていることが判明した。琉球王国の冊封関係について具体的な状況を示す場であり、琉球王国の王廟(おうびょう)のあり方や祭祀の様相を知る上で重要な遺跡である。