国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
史跡名勝天然記念物
主情報
名称
:
マチカネワニ化石
ふりがな
:
まちかねわにかせき
1.マチカネワニ化石・左前方
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種別1
:
天然記念物
種別2
:
時代
:
50~40万年前
年代
:
西暦
:
面積
:
その他参考となるべき事項
:
告示番号
:
83
特別区分
:
指定年月日
:
2025.09.18(令和7.09.18)
特別指定年月日
:
追加年月日
:
指定基準
:
所在都道府県
:
大阪府
所在地(市区町村)
:
大阪府豊中市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
1.マチカネワニ化石・左前方
解説文:
詳細解説
かつて日本列島に生息していた大型のワニ類の全身骨格化石標本
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
1.マチカネワニ化石・左前方
2.マチカネワニ化石・右上
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1.マチカネワニ化石・左前方
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2.マチカネワニ化石・右上
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解説文
かつて日本列島に生息していた大型のワニ類の全身骨格化石標本
詳細解説▶
詳細解説
マチカネワニ化石は、日本で初めて発見されたワニ類の化石標本で、マレーガビアル(トミストマ類)の近縁種であるマチカネワニToyotamaphimeia machikanensisのホロタイプである。マチカネワニは、今から50~40万年前のある時期に日本列島に生息していた大型のワニ類の絶滅種で、本化石標本によると全長6.9m~7.7mと推定され、頭骨の長さが1mを優に超える。本化石標本は、昭和39年5月に大阪大学豊中キャンパスの粘土層(約45万年前:新生代第四紀更新世チバニアン期の大阪層群)から発見され、学名の種小名は産地(待兼山(まちかねやま)、現属名は古事記に出てくるワニの化身である豊玉姫(とよたまひめ)に因んで命名されたものである。 専門家による補強・修復が施され、地質学、古生物学、病理学など多角的な視点からの調査が実施されることで、マチカネワニ化石の学術的な意義が解明された。登録記念物に登録された平成26年以降も国内外での研究が継続され、東アジアを代表する巨大爬虫類(はちゅうるい)であってワニ類の進化系統を議論する上で重要な化石標本であることがより明確になってきた。日本の古脊椎(せきつい)動物学史上重要な化石であり、ワニ類の進化を解明する研究においても不可欠な標本である。