国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
八束氏庭園
ふりがな
:
やつづかしていえん
八束氏庭園
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
1512.34 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2019.10.16(令和1.10.16)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
愛媛県
所在地(市区町村)
:
愛媛県松山市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
八束氏庭園
解説文:
詳細解説
松山市中心部から約2km東にある持田(もちだ)地区に位置する住宅庭園。昭和11年(1936)に,茶室のある数寄屋風の主屋,待合等とともに造営された。表門から玄関に至る道に瓦を立てて埋め込んでおり,その意匠が特徴的である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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八束氏庭園
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八束氏庭園
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解説文
松山市中心部から約2km東にある持田(もちだ)地区に位置する住宅庭園。昭和11年(1936)に,茶室のある数寄屋風の主屋,待合等とともに造営された。表門から玄関に至る道に瓦を立てて埋め込んでおり,その意匠が特徴的である。
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詳細解説
松山市の中心部から東に約2km離れた持田(もちだ)町に位置する。昭和11年(1936)に,当時,済美高等女学校の校長であった八束猶重(やつづかなおしげ)がこの地に住宅と庭園を造営し,松山市中心部から居を移した。松山は江戸時代から茶の湯が盛んな地域で,八束氏庭園も猶重,ヤス夫妻が茶の湯を楽しむために造ったという。 八束氏住宅及び庭園の敷地は,主要部分がほぼ正方形で,北西に主屋,南西に主庭,東側に前庭という構成となっている。前庭は,東南角の表門から北側の玄関までの空間で,表門を入ると,右手方向に平瓦や丸瓦を立てて敷き詰めた道が20mほど続く。この高い意匠性を持つ道の先にはコンクリート製の橋が架かっており,玄関へ至る。主屋の南に広がる主庭には南の端に待合があり,主屋の座敷,茶室,待合等が飛石で結ばれている。また,庭園の各所に様々な風合いの景石が据えられている。植栽は,前庭はツツジ類が中心で,主庭はマツ類,ヒノキ等の針葉樹のほか,モッコク等の広葉樹を配している。 地域に息づく茶の湯の文化を基底とし,その意匠についても特徴のある庭園で,近代の愛媛県における造園文化の発展に寄与した意義深い事例である。