国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
和泉市久保惣記念美術館茶室庭園
ふりがな
:
いずみしくぼそうきねんびじゅつかんちゃしつていえん
和泉市久保惣記念美術館茶室庭園
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
796.7 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
大阪府
所在地(市区町村)
:
大阪府和泉市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
和泉市久保惣記念美術館茶室庭園
解説文:
詳細解説
昭和初期に二代久保惣太郎(くぼそうたろう)によって造られた庭園。表千家の茶室「残月亭(ざんげつてい)」及び「不審菴(ふしんあん)」を写した「聴泉亭(ちょうせんてい)」,「惣庵(そうあん)」だけでなく,露地(ろじ)についても,外腰掛,中潜,梅見門,内腰掛等を含めて,ほぼ忠実に空間構成を写している
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
和泉市久保惣記念美術館茶室庭園
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和泉市久保惣記念美術館茶室庭園
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解説文
昭和初期に二代久保惣太郎(くぼそうたろう)によって造られた庭園。表千家の茶室「残月亭(ざんげつてい)」及び「不審菴(ふしんあん)」を写した「聴泉亭(ちょうせんてい)」,「惣庵(そうあん)」だけでなく,露地(ろじ)についても,外腰掛,中潜,梅見門,内腰掛等を含めて,ほぼ忠実に空間構成を写している
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詳細解説
和泉市久保惣記念美術館茶室庭園は,和泉市内を南から北へ流れる松尾川(まつおがわ)沿いに位置する。久保惣(久保惣株式会社)は綿業を営んだ会社で,二代久保惣太郎(1889~1944)は茶の湯を好み,昭和12年(1937)に「惣庵(そうあん)」と「聴泉亭(ちょうせんてい)」の2つの茶室を自邸に建てた。2つの茶室のうち,「惣庵」は表千家の「不審菴(ふしんあん)」を,「聴泉亭」は同じく「残月亭(ざんげつてい)」を写したもので,露地についても表千家露地の主要な部分の空間構成が写された。 聴泉亭露地の外腰掛,中潜の配置や意匠は基本的に表千家の残月亭前の空間と同じものになっており,惣庵露地との境界に設けられている梅見門も表千家露地の写しとなっている。惣庵露地の内腰掛の位置は不審菴露地とやや異なるものの蹲踞は茶室に対して同じように配置されている。昭和52年に久保惣は事業を終了し,現在茶室と庭園は美術品とともに美術館が管理している。 和泉市久保惣記念美術館茶室庭園は茶の湯を好んだ実業家が宗家の茶室と露地を一体的に写したもので,その意匠は特徴的であり,造園文化の発展に寄与した意義深い事例である。