国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
真玉海岸
ふりがな
:
またまかいがん
真玉海岸
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
340684.3 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
大分県
所在地(市区町村)
:
大分県豊後高田市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
真玉海岸
解説文:
詳細解説
国東半島北西部にある江戸時代以来の干潟で,波がつくる大きな砂漣(されん)(波跡)と風がつくる小さな砂漣(風紋)の作用によって数多くの洲(す)と澪(みお)が複雑に入り組む縞状の模様が形成され,季節や気象,時刻とともに変化する海景が演出される名勝地として意義深い。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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真玉海岸
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真玉海岸
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解説文
国東半島北西部にある江戸時代以来の干潟で,波がつくる大きな砂漣(されん)(波跡)と風がつくる小さな砂漣(風紋)の作用によって数多くの洲(す)と澪(みお)が複雑に入り組む縞状の模様が形成され,季節や気象,時刻とともに変化する海景が演出される名勝地として意義深い。
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詳細解説
真玉海岸は,国東半島北西部に位置し,北東から南西に向かって緩やかな形の汀を成す1.5km余りの海岸線の沖合い500mに及ぶ干潟の名勝地である。瀬戸内海の最西部に当たるこの地域は,遠浅の海岸が形成され,多くの干潟が連担してきたことから,江戸時代には広く海作(干拓事業)によって入り江に新田開発が行われてきた。この地域に伝わる海作に係る絵図では,新田や汐留の詳しい様子とともに透留の鎮守社(現在の透留神社)の社殿や燈籠なども描かれていて,18世紀末頃までに現在の地勢になったことが窺える。近現代においては潮干狩りや海水浴の名所として普及したが,近年では夕陽観賞の名所として広く知られている。真玉海岸の干潟では,波がつくる大きな砂漣(波跡)と風がつくる小さな砂漣(風紋)の作用によって数多くの洲と澪が複雑に入り組む縞状の模様が形成され,季節や気象,時刻などとともに変化する海景が演出される。特に夕暮れ空が広がるときには,そこに赤や紫などを基調としたさまざまな色合いの光が映え,海苔ひびや遠くの山並みの影とも相俟って,美しい風致景観を呈する。海岸沿いに潮干狩りや観光の拠点となる民間施設が経営されているほか,地域住民による清掃活動等も定着しており,夕映えに美しい風致景観を呈する干潟の名所として意義深い。