国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
震生湖
ふりがな
:
しんせいこ
震生湖
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種別1
:
登録記念物(動物植物地質鉱物関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
32538.71 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
登録年月日
:
2021.03.26(令和3.03.26)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
神奈川県
所在地(市区町村)
:
神奈川県秦野市,足柄上郡中井町
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
震生湖
解説文:
詳細解説
大正12年に発生した関東地震で生じた堰き止め湖である。当時,地震による崩壊地が多数生じたが現存するものは希有。震生湖では現在も「湖面」「崩落地」「堰止地」を一体として確認できる。地震にともない,地塊運動が生じることを現在に伝える貴重な資料である。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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震生湖
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震生湖
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解説文
大正12年に発生した関東地震で生じた堰き止め湖である。当時,地震による崩壊地が多数生じたが現存するものは希有。震生湖では現在も「湖面」「崩落地」「堰止地」を一体として確認できる。地震にともない,地塊運動が生じることを現在に伝える貴重な資料である。
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詳細解説
震生湖は,大正12年(1923)9月1日の関東地震により,斜面が幅約250mにわたって地すべりを起こし,滑落した土砂が河道を閉塞して生じた堰き止め湖である。ここでは,震災から100年近く経過しても「湖面」「崩落地」「堰止地」が確認できる。当時,地震による崩壊地が多数生じたが現存するものは希有である。 震生湖は形成直後から専門家による調査研究がなされており,昭和5年(1930)には東京帝国大学地震研究所の寺田寅彦らの測量がなされるなど注目されてきた。また,地元有志によって災害直後の大正13年(1924)に「震生湖」との名がつけられ,地震災害の鎮魂の場所や風光明媚な観光地として利用が継続されてきた。近年では市民による里山保全地としての管理も始まっている。これらは,災害による地形をほとんど改変することなく,利活用が進められている。 以上より,震生湖は.関東大地震によって誕生した「現存する堰止湖」として地震による地形変化の規模の大きさを今日に伝える意義深い例であるとともに,自然災害と人々の関わりを考える上で貴重な資料ともいえる。