国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
岡山氏庭園(養浩園)
ふりがな
:
おかやましていえん(ようこうえん)
登録記念物2_岡山氏庭園(養浩園) 5月の新緑(常陸大宮市提供)
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
明治時代
年代
:
西暦
:
面積
:
3077.08 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
08-2-0002
登録年月日
:
2022.11.10(令和4.11.10)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
茨城県
所在地(市区町村)
:
茨城県常陸大宮市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
登録記念物2_岡山氏庭園(養浩園) 5月の新緑(常陸大宮市提供)
解説文:
詳細解説
明治中期に、当時酒造業を営んでいた岡山氏が造営した池泉庭園。庭門の手前に3階建ての楼閣「喜雨亭」が建ち、門を潜ると前方に中島のある園池が広がる。園池の向うには緒川が流れ、その背後に切り立った岩山がそびえる。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
登録記念物2_岡山氏庭園(養浩園) 5月の新緑(常陸大宮市提供)
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登録記念物2_岡山氏庭園(養浩園) 5月の新緑(常陸大宮市提供)
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解説文
明治中期に、当時酒造業を営んでいた岡山氏が造営した池泉庭園。庭門の手前に3階建ての楼閣「喜雨亭」が建ち、門を潜ると前方に中島のある園池が広がる。園池の向うには緒川が流れ、その背後に切り立った岩山がそびえる。
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詳細解説
岡山氏庭園(養浩園)は常陸大宮市高部地区に所在する。明治6年(1873)に高部に「花の友」(岡山酒造)を創業した岡山仙太郎(1833-1889)は、自宅と酒蔵の建つ敷地内に明治中頃に3階建ての楼閣「喜雨亭」を建築した。喜雨亭は水戸の偕楽園の好文亭を模して造られたと伝わっており、庭園も同時期に整えられたと考えられている。住宅、酒蔵、庭園がある敷地は、北側が通りに沿い、東側を和田川、南側を緒川が流れ、南東部で合流する。敷地の西半分に住宅と酒蔵が建ち、東半分が庭園となっている。園内には喜雨亭のほか、石組護岸の流れ、中島のある園池等が設けられ、南に切り立った岩山がそびえる。養浩園では、多くの茶会や歌会等が開かれ、商売上の関係者、地元の政治家、文化人等が庭園や喜雨亭から見える岩山の眺望等を楽しんだ。また、庭園は近隣住民にも開放され、人々は季節の花を愛で、冬には凍った園池で子供たちがスケートをして遊んだという。岡山氏庭園(養浩園)は、近代の茨城県における造園文化の発展に寄与した意義深い事例である。