国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
清水氏庭園
ふりがな
:
しみずしていえん
登録記念物4_清水氏庭園・庭園北西部(夏)・岡山県教育庁・文化財課
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
1711.76 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
33-2-0002
登録年月日
:
2023.03.20(令和5.03.20)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
岡山県
所在地(市区町村)
:
岡山県笠岡市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
登録記念物4_清水氏庭園・庭園北西部(夏)・岡山県教育庁・文化財課
解説文:
詳細解説
商家の別邸に江戸時代に整えられた池泉庭園。17世紀の生江浜新田干拓後に造られたと考えられ、干拓前は海岸線であった地に位置する。背後に控える急斜面はかつての岸壁で、その前に岩礁由来の露岩やその一部を取り込んだ園池が広がる。
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
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登録記念物4_清水氏庭園・庭園北西部(夏)・岡山県教育庁・文化財課
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登録記念物4_清水氏庭園・庭園北西部(夏)・岡山県教育庁・文化財課
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解説文
商家の別邸に江戸時代に整えられた池泉庭園。17世紀の生江浜新田干拓後に造られたと考えられ、干拓前は海岸線であった地に位置する。背後に控える急斜面はかつての岸壁で、その前に岩礁由来の露岩やその一部を取り込んだ園池が広がる。
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詳細解説
清水氏庭園は笠岡市生江浜地区に所在する。生江浜は寛文9年(1669)に干拓堤防が完成し新田が開かれたが、それまでは遠浅の海が広がり、岩礁もあった。 清水氏は江戸時代に笠岡の町で廻船問屋を営み、生江浜に別邸を構えていた。この別邸が後に本宅となり、現在に至っている。清水氏庭園が造られた時期については明確なことはわからないが、僧侶で俳人の蝶夢(1732-1796)が安永8年(1779)に清水氏の別邸を訪れ、庭園の様子等を記述していることから、この頃には庭園が存在していたことは確実である。 住宅と庭園がある敷地は、南北に延びる高台の斜面の東側に位置する。斜面裾部に細長い園池を設け、その北東部に主屋が建つ。主屋から見ると右から左奥に向かって、斜面の裾に沿って花崗岩の露岩と転石が、その手前に園池が延びる。主屋の軒先や園池の周囲には飛石が打たれ、また斜面には階段や園路が設けられている。植栽は池の護岸や斜面の裾のクロマツと随所に配されたツツジ類を中心とする。 清水氏庭園は当該地域の造園文化の発展に寄与した意義深い事例である。