国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
登録記念物
主情報
名称
:
山田氏庭園
ふりがな
:
やまだしていえん
07_B_山田氏庭園 d.前庭(縁先から)
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種別1
:
登録記念物(名勝地関係)
種別2
:
時代
:
年代
:
西暦
:
面積
:
170.71 m
2
その他参考となるべき事項
:
登録番号
:
17-2-0003
登録年月日
:
2025.09.18(令和7.09.18)
追加年月日
:
登録基準
:
所在都道府県
:
石川県
所在地(市区町村)
:
石川県金沢市
保管施設の名称
:
所有者種別
:
所有者名
:
管理団体・管理責任者名
:
07_B_山田氏庭園 d.前庭(縁先から)
解説文:
詳細解説
大野庄用水(おおのしょうようすい)を取り込んだ前庭と奥向きの平明な主庭から成る昭和初期の庭園
関連情報
(情報の有無)
指定等後に行った措置
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
07_B_山田氏庭園 d.前庭(縁先から)
07_B_山田氏庭園 b.外観(東から)
07_C_山田氏庭園 【主庭】1.主屋側からの眺め
07_C_山田氏庭園 【主庭】4.せせらぎ
07_C_山田氏庭園 【前庭】1.池
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07_B_山田氏庭園 d.前庭(縁先から)
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07_B_山田氏庭園 b.外観(東から)
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07_C_山田氏庭園 【主庭】1.主屋側からの眺め
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07_C_山田氏庭園 【主庭】4.せせらぎ
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07_C_山田氏庭園 【前庭】1.池
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解説文
大野庄用水(おおのしょうようすい)を取り込んだ前庭と奥向きの平明な主庭から成る昭和初期の庭園
詳細解説▶
詳細解説
山田氏庭園は、金沢城下西方の平士級(へいしきゅう)武士の居住区であった長町(ながまち)に位置し、加賀藩政期以前に起源を有するとも伝わる大野庄用水(おおのしょうようすい)沿いに所在する近代住宅庭園のひとつである。 敷地は大野庄用水に沿った通りに面して北東を表向きとし、瓦葺きの表門と土塀で屋敷の正面を区画してその内側に前庭を設け、主屋を挟んで南西の奥向きに主庭を配している。表門から入ると正面に山型の小さな景石と八角灯籠が迎え、園路の左手には狭隘な地割に石組み護岸の細く小さな池を深く穿って、表通りの向かいを流れる大野庄用水から暗渠管で東から導水し、池畔石組みの袂から園路の下を通じて用水に環流している。 主屋の奥向きに設けられた主庭は、前庭とは対照的に広々とした平庭を成している。地割の中心には平らで大きな自然石を据え、そこから園内に点綴して配置された嗜好ある灯籠と蹲踞(つくばい)に向けて飛び石を打ち、主屋から右手奥の敷地西方隅には流下する滝のようにいくつもの縦筋の入った大きな自然石を立てるなど、奇岩を景石としている。また、平明な地割にアカマツやスダジイ、タイサンボク、イヌマキなどの常緑高木を配植して、木漏れ日の中に穏やかな印象を育んでいる。 主屋から左手に昭和45年に増築された離れの前にも同調して飛び石を打ち、灯籠と蹲踞を据えて庭景の調和が図られている。昭和時代初期以降における金沢の庭園文化を知る上で意義深い。