国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
妙法院庫裏
ふりがな
:
みょうほういんくり
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
桃山
年代
:
桃山
西暦
:
1573-1614
構造及び形式等
:
桁行21.8m、梁間23.7m、一重、入母屋造、妻入、玄関一間、唐破風造、
本瓦葺、北面庇を含む
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00188
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1914.04.17(大正3.04.17)
国宝指定年月日
:
1957.06.18(昭和32.06.18)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市東山区東大路通渋谷下る妙法院前側町
保管施設の名称
:
所有者名
:
妙法院
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
妙法院庫裏は秀吉が方広寺大仏殿の千僧供養を行ったときの遺構と伝えているが、建立年代は明らかでない。 内部小屋組のすぐれた構架その他の意匠に桃山時代の宏壯な気風をよくあらわしている。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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解説文
妙法院庫裏は秀吉が方広寺大仏殿の千僧供養を行ったときの遺構と伝えているが、建立年代は明らかでない。 内部小屋組のすぐれた構架その他の意匠に桃山時代の宏壯な気風をよくあらわしている。
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詳細解説
妙法院庫裏 一棟 妙法院は最澄の開基で、平安時代以来門跡に列せられていた。慶長十九年(一六一四)方広寺の鐘銘にからんで道澄法親王は北白川に移り、代わった常胤法親王は現地に移り、寺地を拡張した。庫裏は寺が現地に移る前、秀吉が方広寺大仏殿の千僧供養を行った時の遺構と伝えられている。もしその伝えが正しいならば、この庫裏の建立は文禄四年(一五九五)となろう。なお、現在大棟上にある鬼瓦には慶長九年の箆書がある。 桁行二一・八メートル、梁間二三・七メートルの大規模な建築で、屋根は入母屋造、妻入、大棟上には煙出しの小屋根をのせている。内部は前方を土間、後方を板間とし、奥の左右に部屋を設けている。土間及び板間の上部は小屋組みをそのまま現し、その構成はすべて大規模で、桃山時代の宏壮な気風をよく表している。入母屋造の屋根は庫裏としては異例に属してはいるが、桃山時代のこの種の建築のうちでは、優れたものである。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)