国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
竜吟庵方丈
ふりがな
:
りょうぎんあんほうじょう
棟名
:
棟名ふりがな
:
竜吟庵方丈
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
室町前期
年代
:
嘉慶元
西暦
:
1387
構造及び形式等
:
桁行16.5m、梁間12.9m、一重、入母屋造、こけら葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00214
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1953.03.31(昭和28.03.31)
国宝指定年月日
:
1963.07.01(昭和38.07.01)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市東山区本町十五丁目
保管施設の名称
:
所有者名
:
竜吟庵
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
竜吟庵方丈
解説文:
詳細解説
竜吟庵は東福寺の塔頭の一で、この方丈は嘉慶元年(一三八七)に建てられた。
現存最古のの方丈。中央前面の間(室中)正面を壁とし仏壇を設けないなど,近世の標準的な方丈形式に達する前の古式を伝えている。前面に蔀戸を用い,側面にも扉を開くなど寝殿造りにも通じる構成も方丈の古い形式と考えられ,貴重である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
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竜吟庵方丈
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竜吟庵方丈
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解説文
竜吟庵は東福寺の塔頭の一で、この方丈は嘉慶元年(一三八七)に建てられた。 現存最古のの方丈。中央前面の間(室中)正面を壁とし仏壇を設けないなど,近世の標準的な方丈形式に達する前の古式を伝えている。前面に蔀戸を用い,側面にも扉を開くなど寝殿造りにも通じる構成も方丈の古い形式と考えられ,貴重である。
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詳細解説
竜吟庵方丈 一棟 竜吟庵は無関普門(一二一二~九二)によって正応四年(一二九一)につくられた東福寺の塔頭である。現方丈は、足利義満がかかげた竜吟庵の額の裏面に嘉慶元年(一三八七)の銘があることから、その頃の建立とみられる。建立後、数度の修理を経て間仕切りなども大きく変更されていたが、昭和三十三年からの解体修理で当初の形に復原された。 方丈一般の平面間取りは室中を中心として六室と広縁よりなるが、竜吟庵では室中が正面三間であるのに背面が四間となり、さらにそこが板壁で閉ざされ、ほかの方丈が室中奥室を仏間とし、その前面を襖建てとするのと著しく異なっている。背面の一室は眠蔵であったと思われる。 外観は正面では各室とも蔀戸を吊り、両側面に板扉を設けるなど、ほかの方丈に類例を見ない古式の建具装置を備えるだけでなく、一部には鎌倉時代の前身建物の古材も転用されている。瀟洒な外観をもつこの方丈は、室町時代前期の気分をよく示すものであり、わが国現存最古の方丈として、方丈建築の源流をしのばせる好個の建築である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
関連情報
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玄関
棟札
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附指定
附名称
:
玄関
附員数
:
1棟
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附指定
附名称
:
棟札
附員数
:
3枚