国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
教王護国寺五重塔
ふりがな
:
きょうおうごこくじごじゅうのとう
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1基
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
江戸前期
年代
:
寛永20
西暦
:
1643
構造及び形式等
:
三間五重塔婆、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00086
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1897.12.28(明治30.12.28)
国宝指定年月日
:
1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市南区九条町
保管施設の名称
:
所有者名
:
教王護国寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
幕府によって再建された五重塔で、初重内部では心柱の四方に金剛界四仏を安置する。総高五四・八mは現存する木造塔として国内最高を誇り、かつ均整のとれた姿で、古都京都のシンボルである。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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解説文
幕府によって再建された五重塔で、初重内部では心柱の四方に金剛界四仏を安置する。総高五四・八mは現存する木造塔として国内最高を誇り、かつ均整のとれた姿で、古都京都のシンボルである。
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詳細解説
教王護国寺五重塔 一基 五重塔は天長年間(八二四~八三四)の創立というが、その後たびたびの雷火もしくは火災のため焼失した。現在の塔は寛永十八年(一六四一)焼失後、同年十二月から寛永二十一年(一六四四)七月までの間に造営されたものであって、大工棟梁は中井大和守正純であった。 総高五五メートルあまりの巨大な塔で、現存するわが国古建築中、最も高いものである。木割は太く、すべてにわたり和様の伝統的な手法をもっている。すなわち、壇正積の基壇上に建ち、縁を設けず、各部とも方三間、組物は三手先で、中備の間斗束を入れ、細部においても木鼻などの装飾的な付加物がない。内部は心柱を初重まで通し、初重内部には彩色を施すが、江戸時代のものには珍しくけばけばしさがない。総じて江戸時代初期、ことに京都においては、木割が太く復古的な建築がみられるが、この五重塔はその中での一傑作ということができる。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)