国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
仁和寺金堂
ふりがな
:
にんなじこんどう
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
桃山
年代
:
慶長18
西暦
:
1613
構造及び形式等
:
桁行七間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00146
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1900.04.07(明治33.04.07)
国宝指定年月日
:
1953.11.14(昭和28.11.14)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市右京区御室大内
保管施設の名称
:
所有者名
:
仁和寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
慶長十六年(一六一一)造営の御所の紫宸殿を寬永二十年に移建したもので、近世における紫宸殿唯一の遺構として重要なものである。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
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解説文
慶長十六年(一六一一)造営の御所の紫宸殿を寬永二十年に移建したもので、近世における紫宸殿唯一の遺構として重要なものである。
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詳細解説
仁和寺金堂 一棟 仁和寺は光孝天皇の勅願によって、仁和二年(八八六)造営に着手、宇多天皇がその志をついで、同四年(八八八)に完成した寺院で、長く伽藍は隆盛をきわめていたが、応仁の乱の兵火にあって焼失してしまった。寛永年間(一六二四~四四)になって、徳川家光によって復興がはじめられ、当時ちょうど御所の造営もあったので、その旧紫宸殿を賜って移築し、寛永二十年(一六四三)に上棟した。これが現在の金堂である。したがって、この金堂は慶長十八年(一六一三)に完成した内裏の遺構である。 移築にあたって、西庇を撤去し、檜皮葺を本瓦葺に改め、内部の建具や間仕切りを少し変更したが、根本的な変化はなかった。このため虹梁と蟇股を組んで化粧屋根裏を表した身舎や、彫刻で装飾した向拝など、近世紫宸殿の特徴がきわめてよく見られる。しかも紫宸殿を移建した遺構としては唯一のものであって、文化史上深い意義を持っている。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)