国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
醍醐寺清滝宮拝殿
ふりがな
:
だいごじせいりゅうぐうはいでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
室町中期
年代
:
永享6
西暦
:
1434
構造及び形式等
:
懸造、桁行七間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、軒唐破風付、
檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00162
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1901.03.27(明治34.03.27)
国宝指定年月日
:
1954.03.20(昭和29.03.20)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市伏見区醍醐醍醐山
保管施設の名称
:
所有者名
:
醍醐寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
醍醐寺清滝宮拝殿 一棟 醍醐寺は山上、山下の二伽藍に分かれているので、その鎮守である清滝宮も山の上下にある。上醍醐の清滝宮は寛治三年(一〇八九)の勧請といわれ、拝殿ははじめ三間三面の規模であったが、応永十七年(一四一〇)正月二十七日焼失したので、永享十一年(一四三九)に本殿が再建され、その五年前の永享六年(一四三四)に拝殿の立柱が行われた。これが現存の拝殿である。 桁行七間、梁間三間の大規模な拝殿であって、急な崖に依っているため、正面の床下を長くして、いわゆる懸造とし、特徴のある姿を示している。入口には、三間の向拝を付している。面取りの角柱に舟肘木をのせ、小舞裏の軽快な軒を受ける。柱間には蔀戸を吊っている。これらの手法は住宅風で、寝殿造の手法を伝えているとみられる。向拝は軒の唐破風や蟇股で飾っているが、ここには室町時代初期の様式がみられる。この拝殿は室町時代拝殿の重要な遺構である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)