国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
三宝院唐門
ふりがな
:
さんぼういんからもん
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/住宅
時代
:
桃山
年代
:
桃山
西暦
:
1573-1614
構造及び形式等
:
三間一戸平唐門、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00164
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1898.12.28(明治31.12.28)
国宝指定年月日
:
1954.03.20(昭和29.03.20)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市伏見区醍醐東大路町
保管施設の名称
:
所有者名
:
三宝院
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
醍醐寺
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
三宝院唐門 一棟 唐門は表書院の南方西寄りに、庭をへだてて建っている。慶長四年(一五九九)に屛中門として現在地よりやや北寄りに建設されたもので、その後慶長二十年(一六一五)、安永年間(一七七二~八一)頃の二度の移築を経て現在地に落ち着いた。平成二十二年の半解体修理により、漆塗と金箔押が復されたが、あわせて建築にあたって他所にあった門の部材を転用して建てられたことが確認された。 三間一戸の平唐門で、面取方柱の主柱上に冠木をのせ、男梁をかけて軒桁を支え、中央はさらに蟇股または束をもって棟木を受ける。軒桁下には前後とも細い控柱を立てている。軒は疎茨垂木で小舞打とし、屋根は唐破風造、檜皮葺である。このように構造、手法は簡素であるが、扉には表裏とも大きな五七桐を浮彫とし、左右の脇間にも同じ大きさの菊花を入れる。このような大まかな意匠は桃山時代の気風をよく表現したものというべきで、現存平唐門の傑作のひとつとするに足りる。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)