国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
浄瑠璃寺本堂(九体寺本堂)
ふりがな
:
じょうるりじほんどう(くたいじほんどう)
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
平安後期
年代
:
保元2頃
西暦
:
1157頃
構造及び形式等
:
桁行十一間、梁間四間、一重、寄棟造、向拝一間、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00051
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1897.12.28(明治30.12.28)
国宝指定年月日
:
1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府木津川市加茂町西小
保管施設の名称
:
所有者名
:
浄瑠璃寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
浄瑠璃寺本堂(九体寺本堂) 一棟 浄瑠璃寺は行基(六六八~七四九)の草創で、その後荒廃して永承二年(一〇四七)僧義明が再興したと伝える。永承再建の本堂は嘉承二年(一一〇七)に撤却され、代わって新たに堂と仏像とを造り、同三年(天仁元年、一一〇八)仏像の開眼供養があった。さらに保元二年(一一五七)に堂は池の西岸に移されたが、これが現在の地である。堂の様式手法からも平安時代後期の建立と認められる。その後嘉暦三年(一三二八)に修理があり、江戸時代には正面中央に一間の向拝が付加されるなどのことがあり、現在に至った。 本堂は桁行十一間、梁間四間の長い建物で、組物は隅にのみ舟肘木を用い、緩い勾配の寄棟造、本瓦葺の屋根をのせる。内部は九間に二間の内陣に九間通しの仏壇を構え、九体の阿弥陀像(国宝)を一列に安置して壮観を呈している。天井は内外陣とも化粧屋根裏で、内陣大虹梁の上に合掌を組んで化粧棟木を支える単純明快な手法を用い、中央本尊の上を一段高くして変化を求めている。 このように細長い平面は九体の阿弥陀像を安置するため特に必要であって、当時は数多く造られたが、この本堂は九体阿弥陀堂唯一の遺構として貴重である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)