国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
海住山寺五重塔
ふりがな
:
かいじゅうせんじごじゅうのとう
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1基
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉前期
年代
:
建保2
西暦
:
1214
構造及び形式等
:
三間五重塔婆、本瓦葺、初重もこし付、もこし銅板葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00053
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1898.12.28(明治31.12.28)
国宝指定年月日
:
1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府木津川市加茂町大字例幣
保管施設の名称
:
所有者名
:
海住山寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
海住山寺五重塔 一基 海住山寺は奈良時代に良弁(六八九~七七三)によって開かれたと伝える。承元二年(一二〇八)笠置寺から貞慶が移住して寺を中興したが、その弟子覚真が建保二年(一二一四)先師の一周忌にあたり、五重宝塔に仏舎利七粒を安置したのが本塔婆の初見で、塔はこの時完成したのであろう。その後累次の修理があり、その間に初重の裳階の撤去や各重屋根勾配の変更とこれにともなう四・五重目の縁の撤去など、外観にかなり大きな改変が加えられたが、昭和三十八年の修理でこれらはすべて復原され、建物は建立当初の姿に復された。ただ、裳階の屋根は本来の長板葺の上を銅板で覆ってある。塔は比較的小規模であるが、各重とも二手先の組物を用いる点はほかに類がなく、また心柱を初重天井上で止めた技法も現存五重塔では最古の例である。内部の四天柱に囲まれた方一間を厨子様に造り、四方を板扉で開くのも珍しい形式で、当代の舎利信仰を反映したものであろう。四天柱より内部は扉の天部・僧形などの壁画を始め、柱、長押などの彩色文様がよく残されているのも貴重である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)