国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
東大寺鐘楼
ふりがな
:
とうだいじしょうろう
棟名
:
棟名ふりがな
:
東大寺鐘楼
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
鎌倉前期
年代
:
承元
西暦
:
1207-1210
構造及び形式等
:
桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00123
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1897.12.28(明治30.12.28)
国宝指定年月日
:
1951.06.09(昭和26.06.09)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
奈良県奈良市雑司町
保管施設の名称
:
所有者名
:
東大寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
東大寺鐘楼
解説文:
詳細解説
鐘楼は榮西が鎌倉時代初期承元頃に再建したものである。方一間、四方吹放で、構造法や繰型は天竺様を基調としていると思われるが、特異な組物の配置などには唐様らしき点もみられ、異色ある建築として技術的及び様式的にみて文化史的意義が極めて深い。
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(情報の有無)
附指定
添付ファイル
なし
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東大寺鐘楼
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東大寺鐘楼
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解説文
鐘楼は榮西が鎌倉時代初期承元頃に再建したものである。方一間、四方吹放で、構造法や繰型は天竺様を基調としていると思われるが、特異な組物の配置などには唐様らしき点もみられ、異色ある建築として技術的及び様式的にみて文化史的意義が極めて深い。
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詳細解説
東大寺鐘楼 一基 東大寺に初めて鐘を懸けたのは天平勝宝四年(七五二)であるから、鐘楼もこの年に創建されたと思われ、その位置は当初から大仏殿の東の岡の上にあったようである。現存の鐘楼は鎌倉時代前期の再建で、重源に次いで勧進職となった栄西(一一四一~一二一五)が承元年間(一二〇七~一一)頃に建てたものである。 壇正積の基壇上に建ち、方一間、四面吹放ちであるが、その中間には各面とも貫及び間柱を入れて補強し、重い鐘を釣るための巨大な虹梁をうけている。貫鼻の繰形や虹梁の円形断面などに大仏様の様式がみられ、各部材は木割がきわめて太い。組物は詰組であるが、軸部とことなり木割が細く、その構成や尾垂木の形式などは特異である。構造法は大仏様を基盤とすると考えられるが、組物の配置や細部などに禅宗様らしい点もみられる。鎌倉時代前期における異色ある遺構として貴重である。なお鐘は奈良時代のもので、別に国宝に指定されている。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)
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棟札
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附名称
:
棟札
附員数
:
1枚