国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
春日大社本社
ふりがな
:
かすがたいしゃほんしゃ
棟名
:
本殿 (第二殿)
棟名ふりがな
:
ほんでん
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/神社
時代
:
江戸末期
年代
:
文久3
西暦
:
1863
構造及び形式等
:
一間社春日造、檜皮葺、各殿間及び両脇塀附属
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00186
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1901.08.02(明治34.08.02)
国宝指定年月日
:
1956.06.28(昭和31.06.28)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
奈良県奈良市春日野町
保管施設の名称
:
所有者名
:
春日大社
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
春日大社の本殿形式は「春日造」とよばれ、日本の神社建築の形式として広く分布している。この建築は文久三年(一八六三)のものであるが、式年造替によってよく古い形が守られている。春日造の代表例として指定された。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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解説文
春日大社の本殿形式は「春日造」とよばれ、日本の神社建築の形式として広く分布している。この建築は文久三年(一八六三)のものであるが、式年造替によってよく古い形が守られている。春日造の代表例として指定された。
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詳細解説
春日大社本社本殿 四棟 春日大社は藤原氏の氏神であって、香取神、鹿島神を勧請し、さらに氏の祖天児屋根命、同比売神を加えて、この四神を祀った。すでに奈良時代には、主要な社殿の形式が定まっていたようであるが、その後次第に整備され、しかも仏教建築の手法を取り入れて、現在の社殿にみるような、巧妙な配置と、美しい色彩をもつ建築群となった。現在の本殿は文久三年(一八六三)に造られたものであるが、古くから約二十年を式年として定期に造替が繰り返され、古式が守られてきたので、奈良時代末期もしくは平安時代初期以来の形式がよく保存されている。 本殿は向かって右から数えて、第一殿より第四殿に至る四棟からなっている。四棟は軒を接するほとんど同規模の建築で、その形式はいわゆる春日造である。春日造とは、切妻造、妻入の社殿の正面に庇をつけた形式であって、これが自然に神社本殿建築の一つの形式として定形化し、現在では全国に広く分布している。この本殿はその春日造の最も正規な姿を示すものとして、建築史上価値が大きい。なお春日大社には、この本殿を含めて二十七棟の重要文化財に指定されている建物がある。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)