国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
正倉院正倉
ふりがな
:
しょうそういんしょうそう
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
奈良
年代
:
天平勝宝8頃
西暦
:
756頃
構造及び形式等
:
桁行九間、梁間三間、一重、高床校倉、寄棟造、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00219
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1997.05.19(平成9.05.19)
国宝指定年月日
:
1997.05.19(平成9.05.19)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
奈良県奈良市雑司町
保管施設の名称
:
所有者名
:
国(宮内庁)
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
正倉院正倉 一棟 古代には、律令制の下、各国の正税を収納するために郡ごとに正倉が設置されていた。正倉には多くの倉庫建築がつくられたが、それらは収納するものの違いなどにより校倉(甲倉)、板倉、丸木倉などの様々な構造のものがあり、規格による区別も行われていた。 古代の各寺院には、経蔵(経庫)などの伽藍の主要な構成物件のほか、広大な所領をもっていたので、正倉と同様、敷地内に倉庫建築が多く存在した。そのうちいくつかが現存しているが、多くは校倉造となっている。 正倉院は東大寺大仏殿西北方に位置し、もとは東大寺に属した。正倉の建立は、光明皇后が聖武天皇の遺愛品を東大寺に献納した天平勝宝八年(七五六)前後と考えらえる。北倉・中倉・南倉と呼ばれる三室構成になり、北倉と南倉を校倉造とし、中倉を板倉形式とする。高床造の長大な倉で、屋根は寄棟造、本瓦葺とし、東面する。 正倉院正倉は、東大寺の中に建てられた倉庫建築で、現存する奈良時代建立の校倉の中でも最大級の規模を有し、双倉形式を伝える唯一の校倉造の建物としてわが国の建築史上きわめて高い価値が認められる。また、奈良時代の政治経済上特別な存在であった正倉の様子を伝える唯一の建造物遺構として、わが国の文化史上きわめて重要な意義を有している。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)