国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
室生寺金堂
ふりがな
:
むろうじこんどう
棟名
:
棟名ふりがな
:
地図表示▶
詳細解説表示▶
員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
平安前期
年代
:
平安前期
西暦
:
794-929
構造及び形式等
:
桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、正面一間通りすがる破風付葺きおろし、
こけら葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00064
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1901.08.02(明治34.08.02)
国宝指定年月日
:
1952.03.29(昭和27.03.29)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
奈良県
所在地
:
奈良県宇陀市室生区室生
保管施設の名称
:
所有者名
:
室生寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
詳細解説
室生寺金堂 一棟 室生寺は、奈良時代末期の宝亀年間(七七〇~七八一)に創立されたところで、金堂はもと本堂または根本堂と呼ばれた。その建立年代は明らかでないが、寺の創立年代よりはややおくれて平安時代前期と考えられる。建立後平安時代後期頃に大修理が加えられ、また寛文十二年(一六七二)には正面一間通りの庇を改修し、屋根も現在のように葺きおろしとした。 桁行五間、梁澗四間(庇を除く)の堂で、組物は大斗肘木の簡素なものである。内部では外陣に虹梁をかけるが、虹梁に二種類認められるのは平安時代後期の大修理を物語るものであろう。天井は外陣を化粧屋根裏、内陣を組入天井とするが、当初はすべて化粧屋根裏と考えられ、また屋根も現在寄棟造であるが、もとは入母屋造のようである。このように若干の修理はあるが、この堂は平安時代前期の数少ない遺構の一つとして特に貴重である。なお仏壇背後の中の間の壁に描かれた伝帝釈天曼荼羅図も、絵画として国宝に指定されている。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)