国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
根来寺多宝塔(大塔)
ふりがな
:
ねごろじたほうとう(だいとう)
棟名
:
棟名ふりがな
:
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員数
:
1基
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
室町後期
年代
:
明応~天文
西暦
:
1492-1554
構造及び形式等
:
五間多宝塔、本瓦葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00096
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1899.04.05(明治32.04.05)
国宝指定年月日
:
1952.11.22(昭和27.11.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
和歌山県
所在地
:
和歌山県岩出市根来
保管施設の名称
:
所有者名
:
根来寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
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詳細解説
根来寺多宝塔(大塔) 一基 根来寺(大伝法院)は初め覚鑁(一〇九五~一一四四)が高野山に創立し、のち正応元年(一二八八)現在地に移ったといい、多宝塔は高野山の根本大塔にならって造られたと伝える。その建立年次については、昭和十四年解体修理の時発見された多数の墨書によって、文明十二年(一四八〇)資材の蒐集に着手し、明応五年(一四九六)八月心柱を立て、永正十二年(一五一五)屋根瓦を葺き、相輪を装置し、さらに天文十六年(一五四七)に完成したことが判明した。着手から完成までに実に六十七年の長い年月を要している。 塔は円筒形をした塔身の上に宝形造の屋根を置き、塔身の周囲を裳階でつつんだ、いわゆる多宝塔であって、裳階は方五間で、多宝塔のうち規模の大きい大塔形式となっている。そのため外観は壮大かつ安定した形態を示している。内部架構は十二本の円柱を円形に配置して上重を支えているが、これは円形塔身の存在を示す形式として興味深い。細部の手法は室町時代の特徴を示し、頭貫鼻の存在など禅宗様の影響もみられるが、現存する多宝塔のうち最大で、かつ大塔形式をうかがいうる唯一の遺構である。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)