国宝・重要文化財(建造物)
 各棟情報
名称 諸戸家住宅
ふりがな もろとけじゅうたく
棟名 主屋
棟名ふりがな しゅおく
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員数 1棟
種別 近代/住居
時代 明治
年代 明治20頃
西暦 1887頃
構造及び形式等 木造、建築面積333.88m2、一部二階建、主体部、仏間、茶室、洋室よりなる
主体部 寄棟造、本瓦葺、一部桟瓦及び銅板葺き
仏間 南面切妻造、北面寄棟造、桟瓦葺
茶室 切妻造、桟瓦葺、北面及び東面庇附属、杉皮葺
洋室 切妻造、西面主体部に接続、スレート葺、下屋銅板葺
創建及び沿革
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
指定番号 02418
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2002.12.26(平成14.12.26)
国宝指定年月日
追加年月日
重文指定基準1 (一)意匠的に優秀なもの
重文指定基準2
所在都道府県 三重県
所在地 三重県桑名市太一丸18番地
保管施設の名称
所有者名 公益財団法人諸戸財団
所有者種別 法人
管理団体・管理責任者名

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解説文:
諸戸家住宅は,米の売買,土地経営などで財をなした初代諸戸清六が居宅兼事務所として建設したものである。
 主屋は主体部,仏間,茶室,洋室からなり,主体部は明治20年頃,ほかは明治から大正期の建築である。広間は棟札より明治24年の上棟とわかる。玄関及び座敷,洋館なども同時期と考えられる。
 主屋の主体部は木造一部二階建,寄棟造,本瓦葺である。広間は入母屋造,桟瓦葺で,内部は32畳の主室と24畳の次の間などからなる。
 伝統的な意匠・技法を基調にまとめられた豪奢なつくりの主屋や広間などが,明治中期の洋館や精緻な意匠になる主屋洋室などと違和感なく融合している。
 諸戸家住宅は,質の高い近代の邸宅建築として,重要である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  添付ファイル なし