国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(建造物)
各棟情報
名称
:
清白寺仏殿
ふりがな
:
せいはくじぶつでん
棟名
:
棟名ふりがな
:
清白寺仏殿
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
1棟
種別
:
近世以前/寺院
時代
:
室町中期
年代
:
応永22
西暦
:
1415
構造及び形式等
:
桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺
創建及び沿革
:
棟礼、墨書、その他参考となるべき事項
:
指定番号
:
00180
国宝・重文区分
:
国宝
重文指定年月日
:
1907.08.28(明治40.08.28)
国宝指定年月日
:
1955.06.22(昭和30.06.22)
追加年月日
:
重文指定基準1
:
重文指定基準2
:
所在都道府県
:
山梨県
所在地
:
山梨県山梨市三ケ所
保管施設の名称
:
所有者名
:
清白寺
所有者種別
:
管理団体・管理責任者名
:
清白寺仏殿
解説文:
詳細解説
正慶二年(一三三三)夢窓国師を開山として造られた。関東における禅宗建築の傑作。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
添付ファイル
なし
写真一覧
清白寺仏殿
写真一覧
清白寺仏殿
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
正慶二年(一三三三)夢窓国師を開山として造られた。関東における禅宗建築の傑作。
詳細解説▶
詳細解説
清白寺仏殿 一棟 清白寺は足利尊氏が正慶二年(一三三三)に創立したと伝える禅宗寺院である。仏殿は大正六年の解体修理の際発見された墨書銘によって、応永二十二年(一四一五)の建立になることが判明した。方三間の身舎の廻りに裳階をつけた形で、一間東京・正福寺地蔵堂(国宝)と似た外観であるが、身舎の組物は詰組ながら三手先とせず、簡単な出組とするなど全体として簡略化されている。内部も来迎柱を省略して身舎一面に鏡天井を張り、主体部を一室にまとめたうえ、仏壇をその中央後部に置き、さらに身舎側面の前より二番目の柱を大虹梁によって抜き取り、裳階とのつながりを大きく広げているので、堂内全体は平明な感が強く、正福寺などとはかなり異なっている。これは当堂がこの種の禅宗様仏殿中では、規模が最も小さいこととも関連するが、時代が下るとともに内部空間の構成に和様で行われた技法を取り入れた結果と見られるもので、新しい傾向をよく示している。 【引用文献】 『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)