国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
木造伝勢至菩薩立像
ふりがな
:
解説表示▶
員数
:
1躯
種別
:
彫刻
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03312
枝番
:
02
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1976.06.05(昭和51.06.05)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
清水寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
いわゆる三尺の脇侍菩薩像二躯で、ともに頭・体部を通じて正中線で左右二材矧、割首とする。構造に加えて形制、姿態等は、運慶文治五年(一一八九)の作と認められる神奈川・浄楽寺阿弥陀三尊の両脇侍像に近い。しかし浄楽寺像が均斉のとれた体躯、装飾味をまじえた写実的な深い衣文をもち、全体に張りつめた新鮮な趣きをもっているのに対し、清水寺像の体躯は肉取りに抑揚をつけ、軽快なしなやかさのうちに自然な動きが強調されている。衣文は穏やかに整えられ、面貌も端正な趣きをまし、都風に洗練されたものとなっている。十三世紀後半にはこの系統をひく作品がみられるが、本像はその典型として運慶流の完成したスタイルを最もよく伝える作品である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
いわゆる三尺の脇侍菩薩像二躯で、ともに頭・体部を通じて正中線で左右二材矧、割首とする。構造に加えて形制、姿態等は、運慶文治五年(一一八九)の作と認められる神奈川・浄楽寺阿弥陀三尊の両脇侍像に近い。しかし浄楽寺像が均斉のとれた体躯、装飾味をまじえた写実的な深い衣文をもち、全体に張りつめた新鮮な趣きをもっているのに対し、清水寺像の体躯は肉取りに抑揚をつけ、軽快なしなやかさのうちに自然な動きが強調されている。衣文は穏やかに整えられ、面貌も端正な趣きをまし、都風に洗練されたものとなっている。十三世紀後半にはこの系統をひく作品がみられるが、本像はその典型として運慶流の完成したスタイルを最もよく伝える作品である。