国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
北海道上之国勝山館跡出土品
ふりがな
:
ほっかいどうかみのくにかつやまだてあとしゅつどひん
木製品・金属製品など
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員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
日本
時代
:
室町~安土桃山
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00581
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2008.07.10(平成20.07.10)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
北海道
所在地
:
檜山郡上ノ国町字大留100
保管施設の名称
:
上ノ国町
所有者名
:
上ノ国町
管理団体・管理責任者名
:
木製品・金属製品など
解説文:
詳細解説
本件は、北海道檜山郡上ノ国町に所在する15~16世紀(室町時代~安土・桃山時代)の城館跡から出土した一括資料である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
木製品・金属製品など
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木製品・金属製品など
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解説文
本件は、北海道檜山郡上ノ国町に所在する15~16世紀(室町時代~安土・桃山時代)の城館跡から出土した一括資料である。
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詳細解説
本件は、北海道檜山郡上ノ国町に所在する15~16世紀(室町時代~安土・桃山時代)の城館跡から出土した一括資料である。勝山館跡は、渡島半島南西部で交易を基盤に勢力を伸張し、のちに松前氏を名乗る蠣崎氏の拠点で、上之国守護蠣崎季繁の娘婿・松前氏初代武田信広が1473年頃に築き、山下に檜山番所が置かれた1600年頃までの遺跡と推測される。 昭和54年から現在まで、史跡整備に伴う発掘調査で多数の遺構と総数約7万点の遺物が出土した。本件は、このうち整備が完了した地区から出土した主要な遺物921点で構成される。 遺物は磁器・陶器・土器・土製品、ガラス製品、木製品、石製品、金属製品、骨角製品など多岐に亘る。木製品には、曲物・箸・折敷・串・俎板・自在鉤・下駄・滑車枠や井戸汲桶、さらに長さ5メートル弱の木樋やその枕木材など館の中の日常生活を示す様々な資料があり、鍛冶遺構からは火縄銃の弾や、トリベ、銅滴なども出土している。また、ベトナム銭や琉球銭を含む銭貨、北方産のガラス玉や瀬戸・美濃・越前焼、青磁・白磁等の豊富な陶磁器の存在も、当時の交易活動の実態と遺跡の存続年代を示す資料として重要である。これらの日常用具に加えて、本州招来の茶の湯や、煙管、碁石など、当時の人々の嗜好を示す遺物や、人形や経石などの信仰用具も含まれている。また、豊富な銛・やすなどの多数の骨角製品は、在地における漁労の実態を示すものとして興味深い。さらに墓地から出土した漆器にはその底部に「シロシ」が刻まれた個体も多く、当遺跡においてはアイヌの人々の活動も日常的に行われていたことを示している。 以上本件は、この地に居住した人々の生活や文化を復元する上で欠かせない資料である。また、北海道における室町時代の「和人」の活動拠点の実態と、当時のアイヌの人々との関係を考えるうえでも貴重であり、その学術的価値は高い。
関連情報
附指定
炭化米
関連情報
一つ書
一、磁器・陶器・土器・土製品
一、ガラス製品
一、木製品
一、漆器
一、石製品
一、金属製品
一、骨角製品
一、繊維製品
関連情報
附指定
附名称
:
炭化米
附員数
:
一括
附ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、磁器・陶器・土器・土製品
一つ書員数
:
三百十三点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、ガラス製品
一つ書員数
:
十七点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、木製品
一つ書員数
:
百二十九点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、漆器
一つ書員数
:
十点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、石製品
一つ書員数
:
四十六点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、金属製品
一つ書員数
:
三百三十八点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、骨角製品
一つ書員数
:
六十五点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
一、繊維製品
一つ書員数
:
三点
ト書
: