国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
金春宗家伝来能面
ふりがな
:
こんぱるそうけでんらいのうめん
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員数
:
47面
種別
:
彫刻
国
:
時代
:
南北朝、室町、桃山、江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
03558
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2009.07.10(平成21.07.10)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都台東区上野公園13-9
保管施設の名称
:
東京国立博物館
所有者名
:
国立文化財機構
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
能楽の一流をなす金春家に伝来した能面。明治時代に諦楽舎という奈良の有志の団体によって保存されていた。室町時代に遡るものが多く、一部南北朝時代の可能性の高いものもあり、質量ともに充実しており、宗家に纏まって伝来した能面として貴重。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
能楽の一流をなす金春家に伝来した能面。明治時代に諦楽舎という奈良の有志の団体によって保存されていた。室町時代に遡るものが多く、一部南北朝時代の可能性の高いものもあり、質量ともに充実しており、宗家に纏まって伝来した能面として貴重。
詳細解説▶
詳細解説
東京国立博物館に保管される金春家伝来の能面四六面と狂言面一面である。 金春家は、能楽シテ方の一流で、奈良県磯城郡田原本町西竹田付近を本拠とし、南北朝時代より猿楽の家として活動を始めたとされる。大和猿楽四座中最も古く、春日大社や興福寺の祭事能を中心として行っていた。桃山時代には豊臣秀吉の厚遇を受け、江戸時代においても奈良を本拠としていた。古くは竹田座、円満井座とも称した。 本能面群は金春家に伝来していたものが明治維新後春日大社に買い取られ、その後散逸の危機にあったため奈良在住の有志による諦楽舎【ていらくしゃ】という保存会がつくられ、能装束類とともに一括して守られた。昭和二十五年に東京国立博物館が購入し、現在に至っている。 裏面に年紀のあるものはないが、「二九、若曲見」の作者「熊大夫」が梅若家の阿古父尉(重要美術品)と同一作者とすれば本面も文明のころになる。作風的見地から判断しても室町時代から江戸時代前期までの譜面がまとまっており、中には「三、父尉」や「四、延命冠者」のように南北朝に遡るものもある。また、本面とみられるものだけでなく、「一五、邯鄲男」や「二二、増女」「二四、曲見」など大野出目家初代是閑吉満(一五二六?~一六一六)による優れた写しも含まれている。 面の種類は、尉、男、女、鬼神などの典型的なものが一通り揃い、十寸髪男や行者といった特殊な面もある。「一六、童子」や「二九、若曲見」「三五、鉄輪」など定型化していない面もあり、能面の形成を考えるうえにも重要である。また、本能面群中、曲見が六面もあり、各面を比較すると表面の打痕、彩色の欠損や汚れなどが一致し、能面製作における本面写しの状況がよくわかる点も重要である。 金春家の本面とみなされる伝来の確かな、しかも製作優秀な能面の一括が伝わっていることは貴重といえよう。