国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
朝鮮国書
ふりがな
:
ちょうせんこくしょ
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員数
:
3通
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
17世紀
西暦
:
1607~1617年
作者
:
対馬藩作成
寸法・重量
:
品質・形状
:
竹紙、楮紙
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
紅葉山文庫伝来
指定番号(登録番号)
:
164
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2011.06.27(平成23.06.27)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
京都府
所在地
:
京都府京都市左京区吉田本町
保管施設の名称
:
京都大学総合博物館
所有者名
:
国立大学法人京都大学
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
対馬藩【つしまはん】作成の朝鮮国書(3通,1607~17年)。紅葉山文庫【もみじやまぶんこ】旧蔵。1607年、対馬藩の改作になる朝鮮国書を将軍徳川秀忠が受け取ることで、日朝国交回復が実現した。同様の外交工作は1624年まで続いた。江戸時代初期の特異な日朝外交の実態を伝える。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
添付ファイル
なし
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解説文
対馬藩【つしまはん】作成の朝鮮国書(3通,1607~17年)。紅葉山文庫【もみじやまぶんこ】旧蔵。1607年、対馬藩の改作になる朝鮮国書を将軍徳川秀忠が受け取ることで、日朝国交回復が実現した。同様の外交工作は1624年まで続いた。江戸時代初期の特異な日朝外交の実態を伝える。
詳細解説▶
詳細解説
江戸幕府将軍が朝鮮使節から接受した朝鮮国王名義の国書である。幕府の紅葉山文庫に伝来したもので、現存する計22通のうち3通が京都大学総合博物館に保管されている。 万暦35年(1607)の李昖(りえん)【りえん】(宣祖(せんそ)【せんそ】)書契(しよけい)【しょけい】・別幅(べつぷく)【べっぷく】は、第一次回答(かいとう)兼刷還使(けんさつかんし)【かいとうけんさっかんし】が持参したものを対馬藩が改作したものである。また、万暦45年(1617)の李琿(りこん)【りこん】(光海君(こうかいくん)【こうかいくん】)書契は、第2次回答兼刷還使が持参したものを対馬藩が改作したもので、東京国立博物館に保管される李琿別幅と対応する。 文禄・慶長の役(1592~98)で断絶した日朝国交の回復を急ぐ対馬藩は、「日本国王源家康」名義の国書を独自に作成して朝鮮に送達し、その結果として、慶長12年(1607)に第1次回答兼刷還使が来日した。 さらに、対馬藩は日本国王宛の李昖書契・別幅の改作を主導し、その改作された李昖書契・別幅を将軍徳川秀忠が接受したことで、日朝国交回復が実現した。対馬藩は、第2次回答兼刷還使(1617年)および第3次回答兼刷還使(1624年)が持参した朝鮮国書についても改作を主導した。幕府が国書の授受過程を厳重に監視したのは、寛永12年(1635)以降のことである。 京都大学総合博物館に保管される朝鮮国書は、日朝両国が戦争の時代から善隣友好の時代へ移行する過渡期の錯綜した外交状況のなかで、双方の対外的主張の衝突を回避するために対馬藩が改作したもので、かつ現実に外交文書としての機能を果たしたものであり、江戸時代初期の政治・外交史上に重要な意義を有する。
関連情報
一つ書
李昖書契 万暦三十五年正月日、対馬藩作成
李昖別幅 対馬藩作成
李琿書契 万暦四十五年五月日、対馬藩作成
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
李昖書契 万暦三十五年正月日、対馬藩作成
一つ書員数
:
1通
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
李昖別幅 対馬藩作成
一つ書員数
:
1通
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
李琿書契 万暦四十五年五月日、対馬藩作成
一つ書員数
:
1通
ト書
: