国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 木造二天王立像/木造毘沙門天立像
ふりがな もくぞうにてんのうりゅうぞう/もくぞうびしゃもんてんりゅうぞう
木造二天王立像(1)
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員数 2躯/1躯
種別 彫刻
時代 平安時代
年代 久安3年(二天王その1)、久寿3年(毘沙門天)
西暦 1147年(二天王その1)、1156年(毘沙門天)
作者 経助(毘沙門天)
寸法・重量 像高 二天王その1 138.6センチメートル/二天王その2 138.0センチメートル/毘沙門天246.7センチメートル
品質・形状
ト書 内一軀の像内に久安三年の銘がある(二天王)/像内に久寿三年、当郷領主藤原家永、仏師僧経助等の銘がある(毘沙門天)
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 3621
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2015.09.04(平成27.09.04)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 熊本県
所在地
保管施設の名称
所有者名 荒茂毘沙門堂管理組合
管理団体・管理責任者名 あさぎり町
木造二天王立像(1)
写真一覧
解説文:
熊本県球磨郡にあった勝福寺(廃絶)に伝来した二天王と巨像の毘沙門天。二天王はその一の像内銘より久安3年(1147)に製作されたことが判明する。近在の阿蘇釈迦堂に伝わる二天王像を範として造られており、同像を介しての中央様式の受容のさまがうかがえる。毘沙門天は像内銘より久寿3年(1156)に当地の豪族須惠氏の人物とみられる藤原家永を願主として仏師経助により造られたことが判明する。地方豪族を檀越とする当代の大規模象像の基準作例として貴重である。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書 なし
  添付ファイル なし