国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
ED一六形式一号電気機関車
ふりがな
:
いーでぃじゅうろくけいしきいちごうでんききかんしゃ
ED一六形式一号電気機関車
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員数
:
1両
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
昭和時代
年代
:
昭和6年
西暦
:
1931
作者
:
三菱造船株式会社
三菱電機株式会社製
寸法・重量
:
長さ15360×幅2810×高さ3510
固定軸距2750
車輪直径1150 (単位はミリメートル)
運転整備重量76.80トン
品質・形状
:
4軸(8輪)直流電気機関車
直流直巻式主電動機 4個
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
210
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2018.10.31(平成30.10.31)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
東京都青梅市勝沼2-155
保管施設の名称
:
青梅鉄道公園(附 鉄道博物館)
所有者名
:
東日本旅客鉄道株式会社
管理団体・管理責任者名
:
ED一六形式一号電気機関車
解説文:
詳細解説
ED16形式は鉄道省と民間各社が共同設計した急勾配区間用の直流電気機関車で、中央本線の甲府―八王子間や上越線の水上―石打間を運行した。本形式は性能や取扱に優れた中型機関車として汎用性に富み、国産電気機関車の量産化への道筋をつけた。設計時の協議記録等も残る点も貴重で、電気機関車の歴史、鉄道史上に価値が高い。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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ED一六形式一号電気機関車
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ED一六形式一号電気機関車
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解説文
ED16形式は鉄道省と民間各社が共同設計した急勾配区間用の直流電気機関車で、中央本線の甲府―八王子間や上越線の水上―石打間を運行した。本形式は性能や取扱に優れた中型機関車として汎用性に富み、国産電気機関車の量産化への道筋をつけた。設計時の協議記録等も残る点も貴重で、電気機関車の歴史、鉄道史上に価値が高い。
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詳細解説
ED16形式電気機関車は、鉄道省が急勾配区間用の新型電気機関車製造を企画し、同省及び民間各社の技術者と共同設計を行い、昭和6年(1931)から各社で18両が製造された。 大正年間に入り、輸送需要増大から長距離区間の鉄道輸送力増強が課題となり、大正14年(1925)の東海道本線・東京ー国府津間等を嚆矢とし、都市近郊及び隧道の多い急勾配区間を中心に鉄道電化が実施された。輸入電気機関車の取扱・保守の問題解消のために、鉄道省は民間と共同設計にて機関車製造を企画し、東海道本線用のEF52形式を製造後、急勾配区間(中央本線八王子・甲府間、上越線水上・石打間)用に本形式製造を企画した。 本形式は車体・台車とも鋼鉄製、両端にデッキを設ける。車体は箱型、両端に運転台を設け、中央部を機械室とする。車軸配置は先輪一軸、動輪2軸を対称的に配置する1BB1型である。隧道区間走行のために、中型機関車として設計され、機器類は保守点検の容易性を意図し、効率的に設置された。主電動機はMT17形かMT17A形を4個載せる。 本1号機は、昭和6年5月に三菱造船神戸造船所にて竣工、電気機器は三菱電機製である。同年甲府機関区配属となり、中央本線を中心に運用された。戦後は八王子機関区、立川機関区等に配置され同55年まで使用された。廃車後は、青梅鉄道公園にて保存されてきた。 なお、設計時の協議記録と昭和8年の電力回生制動試験記録の2冊が残り、本形式の構造、性能、歴史を知りうる史料として附指定とする。 本形式は、取扱に優れた高性能の中型機関車として汎用性に富み、国産電気機関車量産化の流れを決定づけ、後継機設計の規範となった。本機は本形式の第1号機で、製造当初及び現役時の状態をよく残し、我が国の電気機関車の歴史、鉄道史上において高い価値を有する。
関連情報
附指定
一、ED一六形機関車回生制動試験
一、ED一六形機関車設計記録
関連情報
附指定
附名称
:
一、ED一六形機関車回生制動試験
附員数
:
1冊
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
一、ED一六形機関車設計記録
附員数
:
1冊
附ト書
: