国指定文化財等
データベース
・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
茨城県三昧塚古墳出土品
ふりがな
:
いばらきけんさんまいづかこふんしゅつどひん
三昧塚古墳出土品
写真一覧▶
地図表示▶
解説表示▶
員数
:
一括
種別
:
考古資料
国
:
時代
:
古墳中~後期
年代
:
5~6世紀
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
653
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2018.10.31(平成30.10.31)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
2024.08.27(令和6.08.27)
所在都道府県
:
茨城県
所在地
:
茨城県水戸市緑町2-1-15/東京都千代田区神田駿河台1-1
保管施設の名称
:
茨城県立歴史館/明治大学博物館
所有者名
:
茨城県
管理団体・管理責任者名
:
三昧塚古墳出土品
解説文:
詳細解説
高浜入りと呼ばれる霞ヶ浦沿岸に造られた前方後円墳からの出土品一括。金銅冠は馬形飾と樹木状飾の付く唯一の
遺例であり、本体には心葉形の歩揺と花文、唐草文、動物文などの透彫が伴う。金銅製の垂飾や大形の銅鏡、金銅製の
馬具も学術上重要。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
添付ファイル
なし
写真一覧
三昧塚古墳出土品
三昧塚 金銅馬形飾付透彫冠
写真一覧
三昧塚古墳出土品
写真一覧
三昧塚 金銅馬形飾付透彫冠
Loading
Zeom Level
Zoom Mode
解説文
高浜入りと呼ばれる霞ヶ浦沿岸に造られた前方後円墳からの出土品一括。金銅冠は馬形飾と樹木状飾の付く唯一の 遺例であり、本体には心葉形の歩揺と花文、唐草文、動物文などの透彫が伴う。金銅製の垂飾や大形の銅鏡、金銅製の 馬具も学術上重要。
詳細解説▶
詳細解説
三昧塚古墳は、霞ヶ浦の北西部、茨城県行方(なめがた)市沖洲にある前方後円墳である。本件は、昭和三十年(一九五五)に行われた発掘調査による出土品を主とし、金銅馬形飾付透彫冠一点、金属製品一括、砥石一点、玉七点、竪櫛残欠一点、石棺一組と、附の鉄製品残欠一括、ガラス小玉残欠一括、埴輪残欠二十二点にて構成される。 特筆すべきは金銅馬形飾付透彫冠である。冠帯、立飾、歩揺とも金銅製で、唐草文や花文、動物文などの透彫が施された広帯二山式(ひろおびふたやましき)の冠帯に、樹木状飾と馬形飾の二種の立飾と多数の歩揺が伴う。馬形飾の付く冠は他に例がないが、馬形の意匠は肥後江田船山古墳出土品(国宝)にある銀錯銘大刀の象嵌文様と共通する。本冠は、古墳時代における馬の象徴性や役割を示している可能性があり、被葬者の性格を表すようで興味深い。この他、銅鏡や金銅垂飾付耳飾、大刀や剣、戟(げき)、鉄鏃、甲冑などの鉄製武器・武具類、鉄地金銅鏡板付轡などの金銅製馬具類、石製やガラス製の玉類など種類豊富な副葬品の一括があり、古墳時代中期から後期への移行期における副葬品の実態や組成を見るうえできわめてまとまった内容を持つ。 以上本件は、他に例のない金銅馬形飾付透彫冠を含むとともに、出土位置も明確で種類豊富な副葬品の一括があり、高い学術的価値を有している。
関連情報
附指定
鉄製品残欠
ガラス小玉残欠
埴輪残欠
関連情報
一つ書
金銅馬形飾付透彫冠
金属製品
砥石
玉
竪櫛残欠
石棺
関連情報
附指定
附名称
:
鉄製品残欠
附員数
:
一括
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
ガラス小玉残欠
附員数
:
一括
附ト書
:
関連情報
附指定
附名称
:
埴輪残欠
附員数
:
31点
附ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
金銅馬形飾付透彫冠
一つ書員数
:
1点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
金属製品
一つ書員数
:
一括
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
砥石
一つ書員数
:
1点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
玉
一つ書員数
:
7点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
竪櫛残欠
一つ書員数
:
1点
ト書
:
関連情報
一つ書
一つ書主名称
:
石棺
一つ書員数
:
1組
ト書
: