国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
長命寺文書(四千五百六十七通)
ふりがな
:
ちょうめいじもんじょ(よんせんごひゃくろくじゅうななつう)
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員数
:
40巻、982冊、3085通、47鋪、64綴、143枚
種別
:
古文書
国
:
日本
時代
:
平安~明治
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00720
枝番
:
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
2018.10.31(平成30.10.31)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
滋賀県
所在地
:
滋賀県立安土城考古博物館 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678
保管施設の名称
:
滋賀県立安土城考古博物館
所有者名
:
宗教法人長命寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
長命寺は西国巡礼第三十一番札所として信仰を集めた。琵琶湖中の奥島(現在は地続き)に位置し、舟での参詣も盛んであった。永正13年(1516)に兵火で焼失したが、すぐに復興に着手された。再建の勧進は主に尼僧が担い、参詣を促す参詣曼荼羅等も伝来する。
関連情報
(情報の有無)
附指定
一つ書
なし
添付ファイル
なし
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解説文
長命寺は西国巡礼第三十一番札所として信仰を集めた。琵琶湖中の奥島(現在は地続き)に位置し、舟での参詣も盛んであった。永正13年(1516)に兵火で焼失したが、すぐに復興に着手された。再建の勧進は主に尼僧が担い、参詣を促す参詣曼荼羅等も伝来する。
詳細解説▶
詳細解説
長命寺文書は、西国三十三カ所観音霊場の第三十一番札所で、長命寺山中腹の琵琶湖を見渡せる地に立地し広く庶民信仰を集めていた。鎌倉時代から江戸時代にかけては、延暦寺西塔の支配に属していたことが知られ、寺内に多くの寺坊を構えた一山寺院であった。 本文書は、伝来状況から大きく三つに分類される。「本堂文書」886通は、本堂内に納められて寺宝として伝えられてきたもので、巻子や台紙貼の中世文書等がある。「土蔵文書」2905通は、境内の土蔵に安置されて伝来したもので、近世文書は寺院経営や幕府、彦根藩との関係を示すものである。「穀屋文書」778通を伝えた穀屋寺は、長命寺表参道入口脇に所在する尼寺で、明治初期に寺号を得るまでは穀屋と通称された。大永2年(1522)にはじまった本堂再建時は長命寺僧が勧進を担っていたが、この後、春庭慈芳なる尼僧を中心に尼の集団が勧進を担うようになっていく。 附の長命寺参詣曼荼羅と観心十界曼荼羅は、掛幅の1幅を除いて折り畳んで保管され、表具に取り付けた紐で掛けられるようになっている。両曼荼羅は折り畳んで簡便に持ち運んで掲示され、共に勧進に用いられていたものと考えられる。 本文書は、平安時代後期から明治時代までという長期間におよぶ時代の古文書からなっており、我が国の仏教史、社会経済史研究上、極めて貴重である。
関連情報
附指定
長命寺参詣曼荼羅、観心十界曼荼羅
関連情報
附指定
附名称
:
長命寺参詣曼荼羅、観心十界曼荼羅
附員数
:
1幅、3鋪・2鋪
附ト書
: