国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 金銅密教法具
ふりがな こんどうみっきょうほうぐ
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員数 20点
種別 工芸品
日本
時代 鎌倉~室町
年代
西暦
作者
寸法・重量 (五鈷鈴)総高二二・〇 把長一・七
   鈴身高九・三 鈴身口径六・八 重量一七四六グラム
(五鈷杵)総長一九・五 把長六・九 把厚三・六 重量七四九グラム
(金剛盤)横径二七・三 縦径一九・七 高四・一 縁高一・〇
 重量一二二五グラム
    以下略
品質・形状  銅製鍍金の密教法具類で、五鈷鈴、五鈷杵、金剛盤、花瓶、四橛などは、重厚かつ堅実な造形で、鋳上りもよく、精緻に仕上げられた鎌倉時代後期製作の優品である。また、独鈷杵、輪宝と輪宝台、羯磨と羯磨台等は、総体に大人しく、やや形式的な造作が感じられ、鎌倉末期から室町時代にかけての過渡的な様相を呈している。
 これらのうち、金剛盤の裏面には「金澤寺 審海」の銘があり、蓮華台、花瓶等の裏面または台脚裏には、「金澤 審海」の銘がそれぞれ線刻されている。
ト書
画賛・奥書・銘文等 金剛盤裏面「金澤寺 審海」、蓮華台裏面、花瓶台脚裏「金澤 審海」の線刻あり。
伝来・その他参考となるべき事項  金沢・称名寺の開山で、鎌倉時代半ばから後期に活躍した律宗系高僧の妙性房審海(一二二九~一三〇四)に関連すると思われる遺品を含む。
 安房における密教道場として、鎌倉時代には大規模な伽藍が整備され、中世において隆盛した仏教寺院である小網寺に伝来した法具類で、壇具の一具として後世に組み合わされた可能性が考えられる。
指定番号(登録番号) 2706
枝番
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 2023.06.27(令和5.06.27)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 千葉県
所在地 千葉県館山市館山351-2城山公園内
保管施設の名称 館山市立博物館
所有者名 宗教法人小網寺
管理団体・管理責任者名

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解説文:
関連情報
    (情報の有無)
  附指定 なし
  一つ書
  添付ファイル なし