国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
集古十種板木
ふりがな
:
しゅうこじっしゅはんぎ
解説表示▶
員数
:
1451枚
種別
:
歴史資料
国
:
日本
時代
:
江戸
年代
:
西暦
:
作者
:
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
00026
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1985.06.06(昭和60.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
三重県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
鎮国守国神社
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
詳細解説
『集古十種』は、松平定信の撰集になるわが国初の古宝物図鑑である。寛政12年(1800)正月、白河藩主儒者広瀬典の序文を付し、全85巻として、翌享和元年に印行された。本板木は、その刊行に際して使用されたもので、旧桑名藩主松平家に伝来したものである。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
『集古十種』は、松平定信の撰集になるわが国初の古宝物図鑑である。寛政12年(1800)正月、白河藩主儒者広瀬典の序文を付し、全85巻として、翌享和元年に印行された。本板木は、その刊行に際して使用されたもので、旧桑名藩主松平家に伝来したものである。
詳細解説▶
詳細解説
『集古十種』は、寛政の改革を断行した白河藩主松平定信(1758~1829)の撰集になるわが国初の古宝物図鑑である。この編集事業には儒者柴野栗山(1736~1807)、国学者屋代弘賢(1758~1841)、文人画家谷文晁(1763~1840)らが参画して、当時の寺社等に存した書画、器物、金石の銘文等を写し、各々その名称、所在場所、及び法量等を記し、全85巻として享和元年に刊行された。 この鎮国守国神社所蔵の集古十種板木は、その刊行に際して彫造、使用されたもので、旧桑名藩主松平家に伝来し、一部補刻版を交え、1,451枚を現存している。体裁はいずれも桜材を用いた横長の平板で、原則として両面彫りに陽刻され、板木の両端には把手が付されている。版式は大部分四周双辺で中央に無郭の版心を置き、版面表裏の右端下には各種目別の丁数を陽刻している。また、それぞれの宝物の図は全体図、あるいは部分図を収める。 古宝物図録として重要な『集古十種』のまとまった板木であり、近世印刷史上に貴重である。