国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
絹本著色仏涅槃図〈良全筆/〉
ふりがな
:
けんぽんちゃくしょくぶつねはんず
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員数
:
1幅
種別
:
絵画
国
:
日本
時代
:
鎌倉
年代
:
1328
西暦
:
1328
作者
:
良全
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
嘉暦三年二月の年記がある
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01839
枝番
:
00
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1983.06.06(昭和58.06.06)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
福井県
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
本覚寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
向って左端の娑羅双樹【さらそうじゆ】の樹幹に「海西人良詮之筆〈嘉暦/第三〉二月 日」と金泥で記されている。良全は初期水墨画史上重要な画人であるが、閲歴については明らかでなく、画賛や画史の記録によってその活躍時期はおおよそ十四世紀中頃と想定されてきた。嘉暦三年(一三二八)の年記を有する本図はこれを修正し、良全の活躍記が鎌倉時代末に遡ることを明らかにした。宋風を学びつつすでにすぐれた画才を発揮していることがうかがわれ、良全の画業を考える上で貴重な作品である。また、紀年銘のある鎌倉時代の涅槃図としては広島浄土寺本(一二七四)に次ぐものであり、涅槃図の基準的作例としても重要である。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
向って左端の娑羅双樹【さらそうじゆ】の樹幹に「海西人良詮之筆〈嘉暦/第三〉二月 日」と金泥で記されている。良全は初期水墨画史上重要な画人であるが、閲歴については明らかでなく、画賛や画史の記録によってその活躍時期はおおよそ十四世紀中頃と想定されてきた。嘉暦三年(一三二八)の年記を有する本図はこれを修正し、良全の活躍記が鎌倉時代末に遡ることを明らかにした。宋風を学びつつすでにすぐれた画才を発揮していることがうかがわれ、良全の画業を考える上で貴重な作品である。また、紀年銘のある鎌倉時代の涅槃図としては広島浄土寺本(一二七四)に次ぐものであり、涅槃図の基準的作例としても重要である。