国宝・重要文化財(美術工芸品)
 主情報
名称 本堂障壁画
ふりがな
解説表示▶
員数 161面
種別 絵画
日本
時代 江戸
年代
西暦
作者
寸法・重量
品質・形状
ト書
画賛・奥書・銘文等
伝来・その他参考となるべき事項
指定番号(登録番号) 01809
枝番 00
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 1980.06.06(昭和55.06.06)
国宝指定年月日
追加年月日
所在都道府県 宮城県
所在地
保管施設の名称
所有者名
管理団体・管理責任者名

解説文:
 慶長十四年(一六〇九)に竣工した瑞巌寺本堂は、すでに建造物として国宝に指定されているが、今回、内部各室の障壁画をその絵画史上の重要性に鑑み、美術工芸品の重要文化財として別途指定を図った。その画題は室中の間が松に孔雀図、文王の間には文王呂尚図、上段・上々段間には竹梅図および花木図、仏間には桜図、鷹の間には鷙鳥【しちよう】図、松の間には松桜図、菊の間には菊図が、いずれも金地濃彩によって描かれている。このうち、鷹の間、松の間、菊の間以外の各室は、金雲に様々な形の盛り上げ文様があり、金地のもつ豪奢な雰囲気を一層ひきたたせている。製作年代および筆者については、享保十五年(一七三〇)の年記をもつ上堂牌【じようどうはい】裏面の墨書にある。元和六年(一六二〇)から同八年にかけて、文王の間が長谷川等胤【とういん】、室中の間が狩野左京、礼間、桜間、菊間が左京弟子九郎太の筆になった、という寺伝が、一つの拠り所となろう。なお、吉備幸益【きびこうえき】筆であることが明らかな仙人墨絵間の障壁画二十二面および、杉戸絵二十面は附指定とした。
関連情報
    (情報の有無)
  附指定
  一つ書
  添付ファイル なし