国指定文化財等
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・・・国宝、重要文化財
国宝・重要文化財(美術工芸品)
主情報
名称
:
絹本著色翠竹図〈顧安筆/〉
ふりがな
:
けんぽんちゃくしょくすいちくぞう
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員数
:
1幅
種別
:
絵画
国
:
中国
時代
:
元
年代
:
西暦
:
作者
:
顧安
寸法・重量
:
品質・形状
:
ト書
:
画賛・奥書・銘文等
:
伝来・その他参考となるべき事項
:
指定番号(登録番号)
:
01832
枝番
:
0
国宝・重文区分
:
重要文化財
重文指定年月日
:
1982.06.05(昭和57.06.05)
国宝指定年月日
:
追加年月日
:
所在都道府県
:
東京都
所在地
:
保管施設の名称
:
所有者名
:
吉祥寺
管理団体・管理責任者名
:
解説文:
画面下辺に太湖石を横たえ、その傍に数本の竹を描いた竹石図の一例である。竹は墨線で鉤勒して緑色を賦し、葉先や節々の間に褐色を暈すように施し、太湖石は墨の濃淡で凹凸を表し、土坡には軽く皴擦を加えている。筆者の顧安は呉の人で、生卒年は一二九五年~一三七五年頃と推定されており、地方官を歴任しているが、画竹では早くから盛名があった。顧安の画竹は写生的表現を重視している点に特色があり、その遺品には墨画が五点ほど知られるほかは本図が稀な例である。特に本図は、墨戯の画竹以前の画竹の古い伝統を継承していることを示唆するようであり注目される。
関連情報
(情報の有無)
附指定
なし
一つ書
なし
添付ファイル
なし
解説文
画面下辺に太湖石を横たえ、その傍に数本の竹を描いた竹石図の一例である。竹は墨線で鉤勒して緑色を賦し、葉先や節々の間に褐色を暈すように施し、太湖石は墨の濃淡で凹凸を表し、土坡には軽く皴擦を加えている。筆者の顧安は呉の人で、生卒年は一二九五年~一三七五年頃と推定されており、地方官を歴任しているが、画竹では早くから盛名があった。顧安の画竹は写生的表現を重視している点に特色があり、その遺品には墨画が五点ほど知られるほかは本図が稀な例である。特に本図は、墨戯の画竹以前の画竹の古い伝統を継承していることを示唆するようであり注目される。